映画監督
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/18 13:25 UTC 版)
エントラップメント性加害問題
映画製作に関して、映画監督は多大な影響力を持つため、プロデューサーや有名俳優と共に、知名度が低い若手女優など若い女性へのに対して、セクハラ・性加害が芸能界と同様に業界問題になっている[2][3]。女優含む俳優が受講料を払って監督から演技指導を受けられるワークショップがきっかけでキャスティングにつながることもあるため、彼女らにとっては自身をアピールする絶好の機会であり、終了後は「飲み会」が開催されることも多く、そういう場も悪用されている[3]。監督作品への出演が決まった女優は、性行為を強要されてもキャスティングを外される恐怖から拒否も抵抗も出来ない。このような暴行や脅迫を伴わない社会的な力関係を利用した性暴力であるエントラップメント型性被害は、加害者は日常的な関係性の中で上下関係を作り出し、逆らうことができない状態に追い込んで性行為を強要する特徴を持つ。監督やプロデューサー・有名俳優という立場を笠に着て、女優にセクハラや性行為強要といった性加害をしようという人は芸能界・映画業界に沢山いる[3][2]。日本では2022年には既婚者でありながら、将来のキャリア阻害すると示唆又は脅迫して複数の若手女優に性行為強要をしていた榊英雄と園子温が告発されている[2]。
脚注
関連項目
注釈
出典
- ^ “About the school”. Den Danske Filmskole. 2013年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月15日閲覧。 “The students' final project is a film produced on a professional level and presented to the public on national TV.”
- ^ a b c “園子温の性加害を出演女優らが告発!「主演にはだいたい手を出した」と豪語する大物監督の“卑劣な要求””. 週刊女性PRIME (2022年4月4日). 2023年3月22日閲覧。
- ^ a b c 郁子, 竹下 (2022年3月29日). “榊英雄監督の性被害を告発した女優らが語る、映画業界3つの「罠」”. BUSINESS INSIDER JAPAN. 2022年4月4日閲覧。 “女性はこれまで榊氏以外にも「役を降ろすぞ」と脅されて性行為を強要されたことがあり、「監督やプロデューサーという立場を笠に着て、『女優をなんとかしてやろう』という人は業界にたくさんいる」という。 実際、週刊文春の報道後、自身の性暴力の告発を案じる芸能関係者から“探り”を入れるような連絡が何度も来ているそうだ。”
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