せい‐きょく【政局】
政局(せいきょく)
政界の勢力分布は、第一義的には国民の投票による選挙によって決まるが、連立政権の組み替えや人事異動、あるいは重要法案への採決のときに、勢力の変化をもたらすことがある。このような場合、ある個人やグループなどが影響力を発揮し、政局を左右する。
例えば、重要法案の採決のときに、政党は所属議員に投票態度を一致するように求めるという党議拘束をかけるが、個人的な政治信条などで政党の方針に反する行動に出れば、警告や注意といった処分の対象になる。特に、与党議員が野党の提出した内閣不信任案に同調すれば、離党や除名処分となるのが通例である。
2000年4月に、小沢一郎議員を中心とする自由党が、与党にとどまる保守党と野党になった自由党に分裂したことが記憶に新しいところである。また、細川連立政権の誕生した1993年も大きな政局だった。その後、さまざまな政党が離合集散を繰り返し、政界再編成へと発展した。
自民党の執行部に批判的な加藤紘一議員の行動が、この後で、どのような結果を導くのかは未知数である。しかし、一つ一つの言動が注目され、政局の行方を握っているという意味では、最も影響力のある人物となったことだけは確かである。
(2000.11.14更新)
政治
(政局 から転送)
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政治(せいじ)とは、国家の意思決定機関である主権をもとに、共同体の領土や資源を管理し、それに属する構成員間あるいは他共同体との利害を調整して社会全体を統合する行為、もしくは作用全般を指す言葉である[1]。
- ^ 政治 - コトバンク デジタル大辞泉
- ^ 新村出編、2018、『広辞苑 第七版』、岩波書店
- ^ 大辞泉「政治」
- ^ ブリタニカ百科事典「政治」
- ^ Andrew Heywood.(2002)Politcs(2nd ed.)(N.Y.: Palgrave Macmillan)
- ^ 字通,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典 第2版,普及版. “政治とは”. コトバンク. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “CBRガイドライン・エンパワメントコンポーネント”. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “NHK高校講座 | 公共 | 第4回 民主政治と私たち 民主政治と政治参加 (1)”. www.nhk.or.jp. 2022年10月10日閲覧。
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- ^ 第2版, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “政治家とは”. コトバンク. 2022年10月13日閲覧。
政局
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「第46回衆議院議員総選挙」の記事における「政局」の解説
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政局
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「第40回衆議院議員総選挙」の記事における「政局」の解説
自民党政権の継続か、新生党を軸とした非自民・非共産勢力を軸とした政権交代の是非。
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政局
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「1991年東京都知事選挙」の記事における「政局」の解説
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政局
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改革派の若手議員と称しベテラン議員や派閥批判を行うが、政局(特に自民党総裁選挙)においては町村派(旧三塚派・旧森派)のために働くことで一貫しており、小泉純一郎・安倍晋三・福田康夫など、同じ派閥に所属する人物を自民党総裁にするため奔走した。かつて除名勧告を受けるも派閥を辞めることはまったくないと宣言している。
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政局
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2016年アメリカ合衆国大統領選挙における共和党のドナルド・トランプ候補による不法移民やイスラム教徒のアイデンティティを認めない文化的不寛容は、文化浄化に繋がるとされる。
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政局
「政局」の例文・使い方・用例・文例
- 市場外部要因には、政局や景気動向があります。
- 彼は政局にすごく幻滅を感じている.
- 彼の話は政局に調子を合わせてあった.
- 政局はますます混迷の度を加えた.
- 政局は混迷の度を深めている.
- 政局は意外な進展を見せた.
- 政局はどんな模様かね.
- 政局は危機に瀕している.
- 内閣の総辞職で政局は一変した.
- 政局が不安定なので総選挙にそなえて各党は臨戦態勢を整えている.
- 民政局
- 首相が死んでも政局に変動を起こさなかった
- 政局に重要なる発展を見るやも測られず
- 政局は千変万化極まるところを知らず
- 彼の死は政局に一転機を画した
- カシミールとジャンムの政局は一触即発の不安定な状態だ
- 不安定な政局
- 市政府の行政局を入れた建物
- 世論や政局に先導されたり公的な表現によらずに、はっきり変わること
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