カーボン‐ブラック【carbon black】
カーボンブラック
石油や天然ガスなど、炭素を含む物質を不完全燃焼させて製造する、すすのような黒い炭素の微粒子をいう。カーボンブラックはゴムの補強材として最適で、もっとも多く使われている。ゴムにカーボンブラックを混ぜると、補強効果が生じてゴムの硬度が増し、強度、耐久性、耐摩耗性が飛躍的に向上する。粒の小さいカーボンブラックを使うと、強くて耐摩耗性の高いタイヤができ、大きい粒子を使うと柔軟性のあるタイヤができる。タイヤが黒いのはカーボンブラックのためである。補強材をカーボンブラックからすべて、ウエット性能と転がり抵抗に優れるシリカに置き換えるとカラータイヤが実現するが、現段階では種々の問題があって実用化が難しい。
アセチレンブラック
カーボンブラック
(carbon black から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/24 04:38 UTC 版)
カーボンブラック(carbon black)は、工業的に品質制御して製造される直径3-500 nm程度の炭素の微粒子[1]。化学的には単体の炭素として扱われるが、表面には様々な官能基が残存した複雑な組成を持ち、いわゆる無定形炭素と呼ばれるものに含まれる。
- 1 カーボンブラックとは
- 2 カーボンブラックの概要
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