Walter Sullivan:ウォルター・サリバン/白人男性/34歳
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「サイレントヒル4 ザ・ルーム」の記事における「Walter Sullivan:ウォルター・サリバン/白人男性/34歳」の解説
目撃者達から「コートの男(The man with the coat)」と呼ばれる金髪ロングヘアの青年だが、実は本作の物語の要となるキーパーソンで、正体は異変を引き起こした事件の首謀者である。常に落ち着いた雰囲気を持ち、表情は優しげで、物腰は柔和であり、「アパートの世界」でヘンリーと出会った際は穏やかな口調で話し掛けてくるが、一方では時折不気味な雰囲気を醸し出してもいる。また、血痕が付着した紺色のロングコートを身に纏っている。34年前にSAFハイツ302号室で望まれぬ生を受け、へその緒が付いたまま両親に捨てられたが、後に教団の孤児院「希望の家」に引き取られ、そこで司祭であるジミー・ストーンやジョージ・ロステンに神を復活させる儀式「21の秘跡」の「術者」として育成される。その後、自分が生まれた場所である302号室そのものを母親だと思い込むようになり、度々SAFハイツを訪れたが、それにより両親に捨てられた過去やアンドリューによる虐待から世の中に対する恐怖や憎しみを抱く様になり、この汚れた世界から母親である302号室を救いたいと思うようになる。そして、24歳の時にかつてジョージによって潜在意識に刷り込まれた神の使者「ヴァルティエル」が覚醒したことが原因となり、儀式の為なら殺人すら厭わない危険人物へと変貌し、遂に儀式を開始。自らを育てたジミーやジョージ、ペットショップ店主のスティーブ、『2』に名前が登場したロケイン兄妹らを含む10人もの人間を儀式の第一段階である「第一の啓示」で捧げる必要がある10個の心臓を獲得する為に殺害し、それぞれ胸を切り開いて心臓を抜きとったが、逮捕された後は拘置所独房内でスプーンを喉に刺して自殺し(この事件は『2』に登場する記事にも記されており、後に「ウォルター・サリバン事件」と呼ばれる様になる)、「希望の家」の付近にある墓地に埋葬された。しかし、超常的な力によって生きていたため墓から這い出て必要な道具を「希望の家」から入手後、SAFハイツ302号室に作った隠し部屋内で今まで集めてきた10個の心臓と自らの命を捧げ儀式の第二段階「第二の啓示」の最初の一歩である「解放の儀式」を行う。これにより肉体や母への執着心から解放された偶像の肉体を獲得し、更には自らの記憶や思念が形となった異世界を創造する。それから2年半後、三人の人間を異世界に取り込んでそれぞれ「虚無」「暗黒」「憂鬱」というテーマで殺害。そして302号室の住人だったジョセフを現在のヘンリーと同様に外へ出られないようにしてからゴーストをけしかけて「絶望」させながら異世界に取り込み同化させた(世間では模倣犯の犯行であると推測され、「第2のウォルター・サリバン事件」と呼ばれる)。それから7年後の本編中では儀式の第三段階「第三の啓示」の為に異世界へ取り込んだヘンリーの目の前で四人の人間をそれぞれ「誘惑」「起源」「監視」「混沌」のテーマで次々と殺害。物語の中盤からは儀式の最終段階「最期の啓示」完遂の為、生け贄であるヘンリーとアイリーンを執拗に付け狙う。終盤では巨大な怪物に変貌した自らの真の肉体と共に現れ、ヘンリーと対峙する。その後のエンディングによっては神を復活させて302号室を手に入れるか、ヘンリーとの死闘の末に返り討ちに遭って完全に死亡する。
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