SHIORI EXPERIENCE
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「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」の記事における「SHIORI EXPERIENCE」の解説
紫織と軽音楽部の生徒たちからなるバンド。バンドコンテスト"Bridge To Legend"で勝ち進むことを目標としている。ライブでのレパートリーは『パープル・ヘイズ』『デイ・ドリーム・ビリーバー』『JACK in!』『STORY』など。 井鈴茜(いすず あかね) サックス担当。3年生。軽音部の部長。以前は吹奏楽部に所属していたが万年補欠(三軍)であり、すばるに退部を命じられた。諦めきれずに路上でひとり演奏していたところ、偶然にも紫織たち紅コアラ団のメンバーと演奏することになり、その後紫織ともに軽音愛好会を立ち上げる。普段は明るく振舞っているが、中学生までは暗い性格で友達もいなかった。自分を変えるきっかけとして高校からサックスを始めるものの、吹奏楽部でも邪険に扱われていたため、バンドを自らの居場所として大切に思っている。初ライブ後バンドを一時離脱し、数週間にわたってすばるに師事し厳しいレッスンを受ける。 台場初範(だいば はつのり) ドラム担当。3年生。同級生からは「ダイハツ」というアダ名で呼ばれている。元は野球部で主将と4番を務める中心選手だった。中学時代に現・タピオカズの久保田と出会い、ドラムの魅力に気づく。高校では野球部監督である父に大きな期待をかけられており、また学園内のカーストから脱落することを恐れていたため、長らくドラムが好きなことを隠していた。新入生オリエンテーションで自らのやりたいことを貫く紫織たちの姿に感化され、ライブに飛び入りで参加した。初ライブでの挫折後は、久保田のもとに押しかけてドラムの基礎を習う。まっすぐで熱い性格であり、バンド内におけるまとめ役になっている。 川崎忍(かわさき しのぶ) キーボード担当。2年生。軽音部加入前は超常現象研究部の部長を務めていた。オカルト物が好きで、たびたびメンバーを怖がらせている。紫織の隣にいるジミの姿が見えており、契約者以外ではジミと会話できる唯一の人物である。五月とは小学生のころからの友人。高校入学当初は五月と一緒に合唱部に入部していたが、ある事件によって彼女と疎遠になってしまった。ふたたび五月の歌にあわせて演奏することを強く望んでいる。使用楽器はローランドのJUPITER-80。自由でエキセントリックなプレイが持ち味である。プリンスに対する当たりが強い。 目黒五月(めぐろ さつき) ボーカル担当。2年生。ハスキーで力強い声の持ち主。まっすぐだが喧嘩っ早い性格であり、父親の素行の悪さも相まって周囲からは不良のレッテルを貼られている。以前は「香港卓球(ホンコンピンポン)」というバンドでベースを担当していた。小学生のころ、転校してきた忍を助けたことをきっかけに彼女と仲良くなる。高校の合唱部で暴力沙汰を起こして以降自ら歌うことをやめ、忍とも距離をおくようになった。ライブハウスで共にセッションした紫織に自身の歌いたい欲求を見抜かれ、軽音部へ勧誘される。当初は拒んでいたものの、部室ライブで演奏する忍や紫織たちの姿に心を動かされ、バンド加入を決める。初範とはよくぶつかるが、同時に彼のことがやや気になってもいる様子。 プリンス / 八王子 茂(はちおうじ しげる) ベース担当。3年生。キザで目立ちたがりな言動が目立つが、本来は繊細で涙もろい性格。井鈴の次に軽音愛好会に入部した。新入生オリエンテーションで紫織らとともに演奏するはずであったが、衣装が破れたため出番直前に逃走。数週間後にやや太った姿でバンドに再加入する。バンドの重要な時期に立ち会えず、自らがバンド内で浮いた存在であることを気にしていた折、丈二と出会ってセッションを重ねることになる。音楽一家に育ち、様々な楽器の演奏をこなすことができる。メンバーのことは「シオリン」「イッスー」「イニD」「シノーヴ」「サッツィー」「ねををん」と独特のアダ名で呼ぶ。逆に後輩の忍からは「茂」と本名で呼び捨てされる。 光岡音々(みつおか ねおん) トランペット担当。3年生。元・吹奏楽部の部長。クールかつストイックな性格で、吹奏楽部における中心的なプレーヤーだった。幼少期に高校生だったすばるのサックスの演奏を聴いたことで音楽にのめり込むようになる。吹奏楽部ではすばるの理想とする譜面に忠実な演奏に徹してきたが、軽音部の音源を聴いて以降本来自分が好きであった自由な音楽とのギャップに苦しむようになり、ジストニア寸前の状態まで追い込まれてしまう。恩師すばるの後押しにより、みつびしフェスタでの軽音部のステージに乱入し、自らが本当にやりたい音楽を再認識して以降、バンドに加入する。その腕前は彼女の演奏を聴いたジミがマイルス・デイヴィスを思い出したほどで、何度も詩織に引き抜きを薦めていた。すばるに井鈴の指導を頼む・プリンスと丈二に自宅スタジオを貸すなど、面倒見のよい一面もある。実は「魔法少女ヤンマー」(作中に出てくる架空のアニメ)と時代劇「水戸黄門」がお気に入り。
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