REV-9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 14:16 UTC 版)
登場作品:『ターミネーター:ニュー・フェイト』 「スカイネットの存在が抹消された未来」において、人類に反逆したAI「リージョン」が開発したターミネーター「REVシリーズ」の2042年時点における最新型。読みは「レヴ・ナイン」。人工皮膚が付いていないREVシリーズはモデルが設定されていない。この点はT-シリーズと同じである(作中のREV-9のモデルは不明)。 「デュアル・ターミネーター」なる存在で、丈夫ながらも細身で柔軟な動きが可能な金属炭素(carbon metal)製の内骨格の本体の上に液体金属製の外皮を纏っている。内骨格の形状はスカイネットのT-シリーズに酷似しているが、開発元が異なるため頭部の形状などに差異が見られ、人間の骨格に近い構造になっている。『T3』に登場したT-Xに近い構造であるが、内蔵武器がない代わりに外皮の体積が増量されており、本体から外皮を分離させ独自の行動をとらせることが可能になっている。視覚センサーの色は赤、金属骨格と液体金属の色は共に黒。 T-1000、T-X同様に液体金属を用いた擬態能力を備えるが、作中で人間にコピーしたのはダニーの父親と国境警備隊の女性隊員の2回のみ。T-Xと違い金属骨格を一旦露出させることなくスムーズな擬態が可能であるほか、擬態機能を応用して一部を紙袋に偽装して内部に拳銃を隠し持つなど高度な用途を披露した。衣服はタイムトラベル直後の現場に居合わせた婦人が持っていた洗濯物と国境警備隊の警備服、それ以外にはダニーの父親や作業服などを状況に合わせて使い分けた。コピー元となった人間を殺害するのはT-シリーズ同様だが直接的な描写はない。また、タイムトラベルの際には全裸姿であるのもT-シリーズと同じ。 戦闘時は上記の分離に加え、T-1000系統のように腕部の外皮をブレード状に変形させ殺傷を行うだけでなく、組み付かれた際には全身の外皮を棘状に変形させて拘束者を返り討ちにしている。軽量のためT-シリーズには見られない立体的な動きも可能であり、標的が人混みを利用して逃走を図っても、天井の金網に飛び移って距離を縮めるなど俊敏性が極めて高い。しかし身軽ゆえ、戦闘では強化人間のグレースや重量のあるT-800に力負けする場面も見られた。総合的な戦闘力としては、ターミネーター破壊のエキスパートとなったサラ、強化人間のグレース、T-800の3名を同時に相手にして互角以上に渡り合えるものである。 潜入機能についても、自然な表情やジョークを能動的に発して必要な情報を他人から引き出す、英語やスペイン語を状況によって使い分ける、外部のコンピューターに液体金属を接触させることでハッキングを行う、必要ならば情報を操作し人間の治安維持機関をも利用するなど、高い性能を有する。また終盤では対峙したT-800とターミネーター同士の会話までしている。
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