OH!プロダクションとは? わかりやすく解説

OH!プロダクション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/04 05:44 UTC 版)

有限会社オープロダクション
種類 特例有限会社
市場情報 非上場
本社所在地 167-0051
東京都杉並区荻窪5-10-22
設立 1970年5月
業種 情報・通信業
事業内容 アニメーション制作のうち、作画作業の請負
代表者 なみきたかし(代表取締役)
従業員数 35名(2007年現在)
外部リンク http://www.oh-pro.co.jp/
特記事項:第2スタジオ:東京都杉並区荻窪2-30-7
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OH!プロダクション(正式社名:有限会社オープロダクション)は、アニメーション制作のうち、作画作業の請負を主な事業内容とする日本企業

目次

概要・沿革

1970年5月にハテナプロ出身のアニメーター塩山紀生村田耕一小松原一男米川功真らによって設立された。当初は塩山が社長を務め、一年後塩山が退社、その跡を継ぎ村田が社長に就任した。当初はAプロダクション東映動画のテレビシリーズを手がけ、1980年代までは、小松原を中心とした東映動画班と、「世界名作劇場」などを手がける村田、才田俊次らの日本アニメーション班で両社作品に参加した。その他、作画プロダクションとしてスタジオジブリマッドハウスなど多くのスタジオの作品に参加している。

アニメーターとして、友永和秀丹内司長崎重信高坂希太郎、後にアニメ監督になる飯田つとむ(飯田馬之介)、漫画家の高橋春男[1][2]なども在籍した。 テレビアニメーション以外でも、個人のアニメーション作家としても活動した相原信洋、アニメーション同好会アニドウ(アニ同)代表のなみきたかし、後に評論家となる五味(富沢)洋子なども在籍していた。1975年からはズイヨー映像アルプスの少女ハイジで仕事を共にしたアニメーション監督の高畑勲を招いて宮沢賢治原作の「セロ弾きのゴーシュ」を7年がかりで自主製作で長編アニメ化。これにより、1981年の毎日映画コンクール大藤信郎賞が、OH!プロダクションに対して贈られている。

前代表死後、代表取締役社長には、なみきたかしが就いている。2007年現在、在籍者は35名で全てアニメーターである。2008年4月に杉並区天沼から荻窪に本社移転(公式サイト地図参照)。

社名の由来は設立当時に発行されていた平凡出版(現・マガジンハウス)の男性誌『PocketパンチOh!』から[3]。「オープロダクション」「OH!プロダクション」「OHプロ」ともクレジットされることがある。

自社制作作品

携わった主な作品

テレビアニメ

劇場映画

ゲーム

関連人物

出典

  1. ^ 村田耕一 Koichi Murata OH!プロダクション公式サイト
  2. ^ OH!-Pro BBS 2008年12月28日 OH!プロダクション公式サイト内。同社社長なみきたかしの証言
  3. ^ 五味洋子「アニメーション思い出がたり その54 アド5からオープロへ」 WEBアニメスタイル 2009年4月17日。

関連項目

外部リンク


オープロダクション

(OH!プロダクション から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 04:10 UTC 版)

有限会社オープロダクション
OH-Production Ltd.
種類 特例有限会社
本社所在地 日本
167-0051
東京都杉並区荻窪5-10-22
美好屋ビル4階
設立 1970年5月
業種 情報・通信業
法人番号 7011302002288
事業内容 アニメーション制作のうち、作画作業の請負
代表者 代表取締役社長 並木 孝
従業員数 26人(2009年現在)
外部リンク https://oh-pro.co.jp/
テンプレートを表示

有限会社オープロダクションは、アニメーション制作のうち、作画作業の請負を主な事業内容とする日本企業。アニメーション事業者協会会員。

概要・沿革

1970年5月にハテナプロダクション出身のアニメーター塩山紀生村田耕一小松原一男米川功真らによって設立された。当初は塩山が社長を務め、1年後塩山が退社、その跡を継ぎ村田が社長に就任した。当初はAプロダクション東映動画のテレビシリーズを手がけ、1980年代までは、小松原を中心とした東映動画班と、「世界名作劇場」などを手がける村田、才田俊次らの日本アニメーション班で両社作品に参加した。その他、作画プロダクションとしてスタジオジブリマッドハウスなど多くのスタジオの作品に参加している。

アニメーターとして、真鍋譲二、友永和秀丹内司山内昇寿郎長崎重信末吉裕一郎高坂希太郎、後にアニメ監督になる飯田つとむ(飯田馬之介)、漫画家の高橋春男[1][2]なども在籍した。 テレビアニメーション以外でも、個人のアニメーション作家としても活動した相原信洋アニメーション同好会アニドウ(アニ同)代表のなみきたかし、後に評論家となる五味(富沢)洋子なども在籍していた。1975年からはズイヨー映像の「アルプスの少女ハイジ」で仕事を共にしたアニメーション監督の高畑勲を招いて宮沢賢治原作の「セロ弾きのゴーシュ」を7年がかりで自主制作で長編アニメ化。これにより、1981年度の毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞している[3]

2006年、村田の死去に伴い並木が社長に就いた。在籍者は全てアニメーターである。2008年4月に東京都杉並区天沼から荻窪に本社移転。

社名の由来は設立当時に発行されていた平凡出版(現・マガジンハウス)の男性誌『PocketパンチOh!』から[4]。「オープロダクション」「OH!プロダクション」「OHプロ」ともクレジットされることがある。

自社制作作品

携わった主な作品

テレビアニメ

OVA

劇場映画

Webアニメ

ゲーム

主な関係者及び出身者

出典

  1. ^ 村田耕一 Koichi Murata OH!プロダクション公式サイト
  2. ^ OH!-Pro BBS 2008年12月28日 OH!プロダクション公式サイト内。同社社長なみきたかしの証言
  3. ^ 毎日映画コンクール:コンクールの歴史 第36回 - 毎日新聞
  4. ^ 五味洋子「アニメーション思い出がたり その54 アド5からオープロへ」 WEBアニメスタイル 2009年4月17日。

関連項目

外部リンク


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