MUTE

実用日本語表現辞典

ミュート

英語：mute

「ミュート」の基本的な意味

「ミュート」とは、音を消す、または音量を大幅に低下させることを意味する英語由来の言葉である。音楽業界やオーディオ機器において、特定の音源やチャンネルを一時的に消音する機能を指すことが多い。また、コミュニケーションツールにおいても、自分の音声を一時的に消すための機能として使われることがある。

「ミュート」の語源

「ミュート」は英語の ""mute"" が語源であり、元々は音を消す、または音を抑えるという意味を持つ。古い英語では ""mutian"" という動詞があり、それが中英語で ""mewet"" となり、さらに現代英語で ""mute"" となった。日本語においては、英語の ""mute"" をカタカナ表記した「ミュート」として広く使われるようになった。

「ミュート」の類語

「ミュート」に類似した意味を持つ言葉として、「消音」や「無音」がある。これらは、音を完全に消す、または音量を極端に低くすることを意味している。ただし、「ミュート」は一時的な消音を指すことが多いのに対し、「消音」や「無音」は恒久的な消音を指すことが多い。

「ミュート」に関連する用語・知識

ミュートスイッチ

ミュートスイッチは、オーディオ機器やコミュニケーションツールに搭載されている、音声を一時的に消音するためのスイッチである。例えば、電話機やヘッドセットには、自分の音声を相手に聞こえないようにするためのミュートスイッチが設けられていることがある。

ミュートボタン

ミュートボタンは、リモコンやオーディオ機器の操作パネルに設置されている、音量を一時的に消すためのボタンである。テレビやステレオなどのオーディオ機器では、ミュートボタンを押すことで、音声を一時的に消音することができる。

ミュートピース

ミュートピースは、楽器の音量を抑えるために使用される装置である。例えば、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器において、ミュートピースを取り付けることで、音量を抑えたり、音色を変化させたりすることができる。

「ミュート」を用いた例文

1. 電話会議中に、周囲の騒音が他の参加者に聞こえないように、ミュート機能を使って自分の音声を消した。 2. テレビの音量が大きすぎると感じたため、リモコンのミュートボタンを押して音声を一時的に消した。 3. 演奏中にトランペットの音量を抑えるため、ミュートピースを取り付けて演奏を続けた。

（2023年4月24日更新）

デジタル大辞泉

ミュート【mute】

読み方：みゅーと

［名］(スル)

１ 楽器の弱音器。

２ テレビ・ラジオ・オーディオなどの消音機能。また、マイクからの音声入力を切る機能。

３ ツイッターで、特定のユーザーの投稿（ツイート）を、一時的に自分のページに表示されないようにすること。→アンフォロー

ビデオ用語集

ミュート 【mute】

1.音声信号レベルを10分の１くらいに下げたり、音声を一時的に切ったりすること。 　　　　
2.デジタル機器においては、信号のエラーによって発生するノイズを防ぐために一時的に音声を遮断することをいう。

デジタルレコーディング用語集

ミュート ［mute］

特定のトラックやチャンネルの音声を、任意の時間に一時的に聴こえなくすること。または、バスに送り出さないこと。

音楽用語辞典

ミュート奏法［mute］

右手や左手で音を消し、実音が鳴らないようにして弾く奏法。右手の場合、掌の小指側の側面を軽くブリッジ付近の弦に触れさせ、ミュートしながらピッキングする。低音弦でリズムを刻んだり、歯切れの良いビート感のあるサウンドが出せる。左手のミュート奏法はブラッシング・トーンの項参照。

ウィキペディア

ミュート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/03/10 14:38 UTC 版)

ミュート（英語：mute）は、「音声を出さない」「無音・無言の」を意味する。