LHOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 03:12 UTC 版)
テレビアニメ版にのみ登場する組織。術士協会。League of High Order Spiritualsの頭文字を取って「LHOS(レオス)」と呼ばれる。構成員の大部分を術士(PSI保持者)が占め、NY(ニューヨーク)支部が大崩落を防いだ「結界」の管理をしている。 ホワイト(White) 声 - 釘宮理恵 本名はメアリ・マクベス。「幽霊」を自称する、活発で感情豊かな金髪の美少女。心臓病のため3年前からセントアラニアド中央病院に入院しており、院内墓地に訪れたレオと遭遇した以後、心を通わせていく。 術士夫妻の間に生まれるが、PSIの素質を備えていない「持ってない人」。3年前の大崩落の際に命を失い、その際に延命措置として心臓がわりに結界を埋め込まれた「意志を持つ結界」である。兄の解放との交換条件として絶望王の走狗になり、レオに接近して「神々の義眼」の視界を奪うために暗躍。しかし内心はレオと本当の友人になりたいと考えており、親愛と友情の狭間に揺れ動く事となる。最終的に用済みと判断した絶望王に射殺され肉体を失うものの結界としての機能は維持し続け、レオの呼びかけによって奮起し破滅を望むブラックを思いとどまらせる。ブラックに「自分が居なくなったところで世界が終わるわけではない」と叱咤激励した後、意志なき結界として再構成され真に生涯を終えた。テレビアニメ第2期によると、HL(ヘルサレムズ・ロット)の結界または蝶として生き続けており、Dr.ガミモヅの圧倒的な力に追い詰められたレオに幻として現れレオを励ましている。 兄とわけあっている「ホワイト」と「ブラック」の愛称は、父のベンジャミンが好んだウィスキーの銘柄ブラック・アンド・ホワイトになぞらえてのもの。ボトルには寄り添う白い犬と黒い犬が描かれている。 テレビアニメ版を監督する松本理恵が作成した原案を元に、内藤泰弘が設定・ヴィジュアルなどの監修を行っている。 ブラック(Black) 声 - 釘宮理恵 ホワイトの双子の兄。本名はウィリアム・マクベス。愛称はウィル。 気弱でおとなしい少年。妹を見舞っていた際に病室に訪れたレオと出会い、似た境遇の彼との友情を深めていく。 LHOSに所属している術士であり、才能に恵まれなかった妹と違い他の追随を許さない強力なPSIの素質を持つ。念じるだけで異界の巨体を破裂させるほどの能力を持つものの、加減が苦手。 3年前の大崩落に巻き込まれた際にホワイトを喪い、絶望王をその身に宿すことになった。3年間ホワイトの生命線でもある結界を維持し続けるためにPSIを使い続けていたが、少しずつ無理が祟り始めていた。3年前から「ホワイトの居ない世界など消えてなくなってしまえばいい」という考えを持つようになり、そこを絶望王に付け込まれて第二次崩落に加担することとなる。しかしレオに「死にたくない、生きたい」という内心を看破され、妹の叱咤を受けて彼女を結界として再構成する覚悟を固める。その際に絶望王から解き放たれ、事件後にHL(ヘルサレムズ・ロット)を去った。テレビアニメ版第2期によると、その後もレオと交流がある模様。 ベンジャミン・マクベス 声 - 木内秀信 ウィリアムとメアリーの父。酒造業を営む眼鏡をかけた男性。LHOSの構成員。大崩落時、妻と共に命を引き換えに結界の1つを構成して落命した。 エマ・マクベス 声 - ゆかな ウィリアムとメアリーの母。専業主婦ながら、有事の際は夫と共にLHOS構成員として世界を飛び回っていた。 長老(ちょうろう) 声 - 沢木郁也 コードネーム。LHOSのNY支部代表にして調停者を任されている小柄な老人。能力は結界の組成であり、人界側からHL(ヘルサレムズ・ロット)を繋ぎ止めている結界術の中心人物。 普段はHL(ヘルサレムズ・ロット)内の病院で医者として活動している。 アンジェリカ 声 - 北川里奈 コードネーム。LHOSのNY支部にて調査員を務める美女。チェインの友人。原作におけるサブキャラクターであるアンジェリカ・ライアンに相当する。 おっとりとしてマイペースな性格だが、瞬間移動のPSIを持つテレポーター。普段はケンダッヂーの店員として市井に溶け込んでいる。
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