LHD-8とLHA(R)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 05:40 UTC 版)
「アメリカ級強襲揚陸艦」の記事における「LHD-8とLHA(R)」の解説
2000年代中盤にはタラワ級の退役開始が見込まれており、艦齢延長近代化工事(SLEP)も検討されたものの、コスト的に見合わないと判定され、代艦が建造されることになった。まず「タラワ」の代艦として、2002年度計画で「マキン・アイランド」(LHD-8)が建造された。同艦はワスプ級の8番艦と位置づけられているが、計画年度が大きく開いたことから、設計は大幅に改訂された。 続いてタラワ級2番艦以降の代艦としてLHA(R)計画が着手された。こちらはワスプ級の設計に拘泥せず、ゼロベースでの検討が実施され、様々な設計案が俎上に載せられたが、2004年4月6日、「マキン・アイランド」をベースとすることが発表された。2006年1月より詳細設計が開始され、2007年6月には1番艦の設計が発注された。これによって建造されたのが本級であり、2012年5月には2番艦の設計も発注された。 しかし、これら2隻の設計では舟艇の運用能力が低いことが問題になったことから、2012年には3番艦以降は大幅に設計を改訂した「フライト1」となることが決定された。2016年には、この設計による3番艦「ブーゲンビル」が発注された。
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