ISILの攻撃とは? わかりやすく解説

ISILの攻撃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 17:37 UTC 版)

ラッカの戦い (シリア内戦)」の記事における「ISILの攻撃」の解説

ラッカ反体制派支配下にあった2013年12月7日ヌスラ戦線管理する検問所ISILサウジアラビア戦闘員殺害された。これによりISILヌスラ戦線対立高まり7日深夜から8日未明にかけて市内検問所戦闘が行われた。 12月の間にISILは、福祉施設や「ラッカ国境なき記者団」の拠点襲撃したり、ラッカ市内国立病院配備予定だった救急車両5台を強奪したり 、反体制活動家の機関紙『タラア・ナー・ア・フッリーヤ』1000部以上などを焼却するなど、他の反体制派対立深めたラッカ市では、ヌスラ戦線シャーム自由人イスラム運動ラッカ県知事公邸を、ISIL県庁舎市庁舎本部として対峙していた。2014年1月5日市内複数地区ヌスラ戦線が反ISILデモ展開しイスラム戦線シャーム自由人イスラム運動など)とともにISIL本部があるラッカ県庁舎市庁舎包囲して無血開城求めた。さらにISIL拠点のひとつを開放し自由シリア軍兵士50人を解放した6日ラッカ県各地ISIL撤退が相次ぎラッカ県一帯部族強い影響力を持つフザイファ大隊ISILからヌスラ戦線寝返った7日時点ISILラッカ市の県・市庁舎一帯300400メートル一帯イスラム戦線などに包囲されていた。8日には戦闘がフィルドゥース地区一帯拡大し国家治安局地区ISIL占領された。逆にISIL拠点としていた政治治安局ヌスラ戦線制圧された。10日ISILはマシュラブ地区やウワイス・カルニー廟モスクヌスラ戦線本部)を襲撃一時制圧したその後、マシュラブ地区西側検問所再集結したという。フィルドゥース地区でもISILヌスラ戦線との戦闘拡大したISILラッカ県への兵站路を確保し続けることで優位に立つようになった11日ISIL市内鉄道駅併設されていた検問所制圧したまた、戦闘死亡したISIL戦闘員遺体数十体がラッカ国立病院搬送され安置されたが、イスラム戦線ヌスラ戦線戦闘員がザジュラ遺棄された。 13日までにISILは市の大部分占領し、イドハール交差点電力会社現代医学病院などで戦闘が行われたが、ヌスラ戦線など最後まで戦っていた反体制派撤退したことによって14日ラッカを完全制圧した

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ISILの攻撃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 09:31 UTC 版)

パルミラ攻防戦」の記事における「ISILの攻撃」の解説

詳細は「パルミラ攻防戦 (2015年5月)(英語版)」を参照 2015年5月12日夜、ISによるパルミラ攻撃が行われた。15日までに政府軍兵士73人と、IS戦闘員65人の計138人が死亡し、ISはパルミラ遺跡1km先にまで迫ったシリア人権監視団によると、ISは占領したパルミラ近郊村落で、「政権協力者」として民間人26人以処刑(うち10人は斬首)した。14日シリア文化財博物館総局長のマムーン・アブドルカリムは「ISがパルミラ入ればパルミラ破壊され国際的な大惨事になる」として、国際社会行動求めたユネスコ事務局長イリナ・ボコヴァは、シリア政府軍とISにパルミラ遺跡破壊しないよう呼びかけた。 17日にはパルミラ北部大半がISに占領され激し戦闘が行われた。 20日夜から21日にかけてISは政府軍情報機関基地・軍空港刑務所などを制圧し政府軍撤退した21日、ISはパルミラ市を完全に占領し、これによりISがシリア国土半分支配した報道された。 パルミラ陥落背景には、シリア政府重要な地域確保優先した結果とする見方もあった。つまりダマスカス沿岸部・ハマー・ホムス、およびダマスカス-ベイルートダマスカス-ホムスを結ぶ幹線道路戦力集中しパルミラなどからは撤退するというものである

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