AMモノラル2波によるステレオから1波ステレオの方式決定までとは? わかりやすく解説

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AMモノラル2波によるステレオから1波ステレオの方式決定まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 01:19 UTC 版)

AMステレオ放送」の記事における「AMモノラル2波によるステレオから1波ステレオの方式決定まで」の解説

日本でのAMステレオ放送歴史通常のAMモノラル放送を2波を使ったステレオ放送1952年12月 - 1965年4月まで行われて人気集めたラジオ#複数の放送波によるステレオ放送立体放送)に詳述がある。この2波ステレオFMステレオ登場と共に姿を消した日本でも1962年から約2年間、TBSラジオ放送終了後にAM-FM方式によるステレオ放送実験行った実用化には至らなかった。 日本AMステレオ放送気運高まったのは1979年からで、米のAMステレオ放送動き刺激されNHK始め民放各社翌年頃まで室内実験各地行った主な実験として2月文化放送室内実験行い1980年4月に米FCCAMステレオ標準方式マグナボックス方式採用したことが契機となりニッポン放送山水電気協力受けて方式による室内実験マスコミ関係者公開した。しかし同方式決定翌年白紙撤回されるとこの室内実験行われなくなり再度FCC決定待ち状況となったその後1982年3月の米FCCの5方式全部認可決定を受け同年日本民間放送連盟中波専門部会の中に中波ステレオ放送分科会設置。米で認可された全5方式について室内実験及び検討行い1985年報告書発行した。 この報告を受け1986年放送技術開発協議会BTA)が前年行われたつくば万博用の会場開設され期間限定中波(AM)ラジオ局ラジオきらっと」(周波数855kHz、出力1kW、コールサイン:JO2C)の施設受け継ぎ1988年まで実験放送行ったAMステレオ実験局になってからは呼出名称は「BTAステレオ実験」に変更された)。 「ラジオきらっと」の技術担当した文化放送技術スタッフ引き続きこの実験局常駐し出力変えたりアンテナ特性変えたりして送受信特性調査した。またこの時、同期中継テスト用に中継局BTAステレオ実験2」(出力10W)の運用試験行われた1988年11月2年間の実験結果報告書郵政省提出された。その結果は 米で認可された5方式間に特性優劣ほとんどないモノラル受信機との両立性ハリス方式除き問題はない(この時点で、ハリス方式は既に市場撤退していた)。 サービスエリア混信特性等もモノラル放送とほぼ同程度実用化に十分である。 であった郵政省はこの報告を受け1989年1月電気通信技術審議会(以下電通技審と略す)に対し中波ステレオに関する技術的条件」について日本標準方式はどの方式採用するということと、技術基準どのように設定するかを諮問した。 最終的にこの時点モトローラ方式カーン方式の2方式絞られその後東京NHKラジオ第1TBSラジオ文化放送ニッポン放送実用送信機使って実験評価行ったその結果1991年4月電通技審はモトローラ方式標準方式とする結果と同放送技術基準をまとめた報告書郵政大臣提出しモトローラ方式日本AMステレオ放送標準方式となった。 これを受けてその後電波法省令改正中波ステレオ放送に関する技術基準策定が行われ1992年1月16日施行されることとなった

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