2011年以降の運転再開問題とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 2011年以降の運転再開問題の意味・解説 

2011年以降の運転再開問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 08:57 UTC 版)

玄海原子力発電所」の記事における「2011年以降の運転再開問題」の解説

2011年3月11日時点では、玄海原発1 - 4号機はそれぞれ以下の状態であった番号状態1号機 2010年11月2日から通常運転中 2号機 2011年1月29日から定期検査3号機 2010年12月11日から定期検査4号機 2010年11月26日から通常運転中 3月11日福島第一原子力発電所事故発生し原発安全性の問題全国注目を集めるようになった。国の原子力安全・保安院は約3週間後の3月末に、緊急安全対策各電力会社指示した経済産業省はこの対策講じられたことが確認できれば再稼働は可能との見解で、海江田万里経済産業大臣6月原発安全宣言出し定期検査予定作業終了した玄海原発再稼働のために佐賀県古川康知事訪ねた。 しかし、全国市民からの反対の他、事故検証未実施安全基準示されていないとして、13基の商用原発抱え福井県などからも時期尚早との声が上がった。そこで、政府菅政権)は、ストレステスト導入し1次評価安全性確認してから再稼働の是非を判断することとなったまた、運転再開への「地元住民疑問や不安を解消するために」経済産業省は「佐賀県民向け説明会」を開催した。この「説明会」は、「県民」と学者経済産業省担当者が、佐賀市にあるケーブルテレビぶんぶんテレビスタジオで公開質疑をするという内容であったが、開催前九州電力担当者との会談古川康知事が「経済界には再稼働容認する意見があるが、表に出ない」「こうした機会利用して声を出すことも必要だ」と発言し担当者が「再開賛成意見増やすことが必要」との認識一致した後、九州電力本社関係会社社員らに、番組に対して再開賛成メールを出すよう指示した世論偽装工作事件サクラ)が起こされた。 「九州電力やらせメール事件」も参照 このやらせメール事件国会質疑によって重大問題みなされるようになり、第三者委員会会社ぐるみでの指示があった事件ということ認め最終報告書9月30日提出した。これを受けて海江田大臣後継枝野幸男経済産業大臣は、九州電力姿勢批判し原発再稼働への障害になるとの認識示した。 しかし、九州電力再稼働手続き進め2011年12月14日2号機ストレステスト結果原子力安全・保安院提出した2012年5月4日時点で、2号機保安院によるストレステスト1次評価審査中であり、他の号機については九州電力ストレステスト提出していない。 2,3号機は福島原発事故後、日本国内原発再稼働一番手目されていたが、現時点では再稼働予定未定である。2012年夏九州電力管内玄海原発川内原発稼働しない予定だが、節電実施すれば猛暑でも需要超える供給力確保できる九州電力計画立てている。しかし、玄海町岸本英雄町長は現在でも再稼働必要性強調している。 また東京新聞は、太平洋側でなく運転年数比較少なく加圧水型原子炉である3,4号機は、この条件を満たす他の原発とともに政府再稼働候補にしそうである、と報じている。しかし、九州電力は、免震施設も、事故時にベント迫られた際に放射性物質の放出減少させるためのフィルターも「設置時期は未定」といった回答しかしていない

※この「2011年以降の運転再開問題」の解説は、「玄海原子力発電所」の解説の一部です。
「2011年以降の運転再開問題」を含む「玄海原子力発電所」の記事については、「玄海原子力発電所」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「2011年以降の運転再開問題」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「2011年以降の運転再開問題」の関連用語

2011年以降の運転再開問題のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



2011年以降の運転再開問題のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの玄海原子力発電所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS