2度目の最高王座、そして再びアンダーテイカーとの対立
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「ケイン (プロレスラー)」の記事における「2度目の最高王座、そして再びアンダーテイカーとの対立」の解説
2009年のドラフトでスマックダウンへ移籍する。移籍後しばらくテレビに登場していなかったが6月28日のザ・バッシュでのグレート・カリとドルフ・ジグラーのノーDQ戦に乱入しカリを襲撃する。以降カリと抗争を開始する。しかし、カリの負傷後は、ヒールとの対立が目立ち、ついにテイカーと組んで完全にフェイスターンした。 2010年2月21日のエリミネーション・チェンバーではドリュー・マッキンタイアの持つインターコンチネンタル王座に挑むが獲得とはならなかった。2月26日のSmackDown!ではマネー・イン・ザ・バンクの予選試合でマッキンタイアに勝利し、マッキンタイアの無敗記録をストップさせた。 2010年5月28日のSmackDown!でアンダーテイカーが眼窩底骨折の重傷を負い、長期離脱したことをうけてストーリー上では「テイカーが何者かに襲撃されて植物状態になった」とされ、弟ケインによる犯人探しのストーリーが展開される。ケインはSmackDown!所属レスラーを無差別に襲撃し、フェイタル・4ウェイの世界ヘビー級王座戦に出場するジャック・スワガー、ビッグ・ショー、CMパンク、レイ・ミステリオの中に犯人がいると決め付けて出場者全員にチョークスラムを浴びせる。、フェイタル・4ウェイの当日には、「背後からの襲撃とはいえ、たった一人の人間が強大な力を持つテイカーを植物状態にまで追い込めるはずがない。犯人は複数いるはずだ」との理由で、ストレート・エッジ・ソサエティのリーダーであるCMパンクを犯人と決め付けて襲撃。6月25日のSmackDown!でCMパンクと対戦し、ストレート・エッジ・ソサエティのメンバーを蹴散らして勝利し、CMパンクは会場外に逃亡したものの腕に怪我を負わせる。しかし、7月2日のSmackDown!にて、テイカーが襲撃された当日にストレート・エッジ・ソサエティ(禁欲主義)のメンバーであるセリーナがバーで飲酒しているところにCMパンク含めた他のメンバーがセリーナに激怒している映像をセリーナが自分の追放を覚悟してケインに公開したことで、パンク達が犯人ではないと納得して抗争は終了。その後はジャック・スワガーを犯人と決め付けて襲撃。スワガーもテイカーが襲撃された当日は父親と一緒にいたとする写真を公開するが、ケインは納得せず、逃げ遅れたスワガーの父親役(ジミー・ゴールデン)にチョークスラムとツームストンを浴びせた。 7月18日、マネー・イン・ザ・バンクでSmackDown!のマネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチで優勝し世界ヘビー級王座への挑戦権を獲得。同日に行われたレイ・ミステリオ対ジャック・スワガーの世界ヘビー級王座戦でミステリオが勝利した後、スワガーによりミステリオが攻撃を受けている中乱入しスワガーを追い払ったが、直後にケインは王座挑戦権を行使しミステリオに勝利、初の世界ヘビー級王座を獲得した。 その後は王座挑戦権を獲得したミステリオと抗争。抗争の途中で意識は不明ながらも回復の兆しをみせたテイカーがうわ言でミステリオの名を口にした事から、ケインはテイカー襲撃犯をミステリオと断定する。8月15日のサマースラムでミステリオに勝利した後、さらにツームストンを3連発で浴びせ、ケイン自らが用意した棺桶にミステリオを葬ろうとするが、蓋を開けると無人のはずの棺桶の中からテイカーが復活、テイカー襲撃犯がケインであったことが判明する。以後テイカーと抗争を繰り広げ、9月19日にナイト・オブ・チャンピオンズでノー・ホールズ・バード形式の王座戦で勝利。その後、ポール・ベアラーが復活してテイカーと結託したことでテイカーの力が復活し、劣勢となるが、10月3日のヘル・イン・ア・セルでのヘル・イン・ア・セル・マッチでベアラーがテイカーを裏切って勝利する。遂には10月24日、ブラッギング・ライツでのベリード・アライブ・マッチでもネクサスの援護もあり勝利、テイカーを生き埋めにした。 テイカーとの抗争終了後はエッジと抗争。エッジに父ポール・ベアラーを誘拐されてしまい翻弄される。11月のサバイバー・シリーズではダブルフォールにより王座は守ったが、その後のスマックダウンでエッジがベアラーの口を塞いで車椅子に縛り付けて暴行したり、ケインが追いかけてきたところでベアラーに似せたダミー人形を乗せた車椅子を階段から落とす等を何度も繰り返したことで翻弄され、最後はエッジがフロアの上階でベアラー本人を乗せた車椅子を高い壇上にセットし、またダミー人形だと思い込んで苛立ったケインが壇を押し倒したことでベアラーは下の階に落下して死亡(ストーリー上)。12月のTLCではエッジ、レイ・ミステリオ、アルベルト・デル・リオとの4ウェイ形式でのTLC戦でエッジに敗北、王座から陥落した。 2011年に入ってからは、あまり目立った抗争などはなく、ロイヤルランブルでは世界ヘビー級王座には挑戦せずにロイヤルランブル・マッチにてラスト40番目に登場する。しかし、レイ・ミステリオに34番目で落とされる。次のPPV エリミネーション・チェンバーでの世界ヘビー級王座をかけたチェンバー戦に出場すべく、スマックダウンでの予選試合でチャボ・ゲレロを余裕で倒し出場権を獲得する。2月20日のエリミネーション・チェンバーで、4番目に登場しビッグ・ショー、ドリュー・マッキンタイアと次々脱落させていくもレイ・ミステリオを担いだ状態でエッジのスピアーを喰らい4番目に退場となる。 3月4日のスマックダウンで、コアにアンダーテイカーを生き埋めにするのを手伝った代わりにビッグ・ショーを叩きのめす手伝いをしてくれと頼まれる。その日のビッグ・ショーとのシングル戦で途中コアが乱入、彼らの指示通りにビッグ・ショーを椅子で殴打するも、その後ビッグ・ショーに押されたジャスティン・ガブリエルがケインにぶつかったため、怒ってガブリエルの背中に椅子をフルスイングで叩き付けた。翌週の11日でビッグ・ショーと再試合するもコアがまたもや乱入、コアのウェイド・バレット&ヒース・スレイターとのタッグ戦を行うことになるが、試合途中でコアに袋叩きに遭う。4月19日、ビッグ・ショーとの超重量級タッグを再結成してガブリエル&スレーターとの王座戦に挑み、これを制してWWEタッグ王座を獲得した。この時点でほぼフェイスターンしており、コアとの抗争を開始。後にドラフトの影響により抗争相手はネクサスに切り替わったが、5月に行われたタイトルマッチにてネクサスに敗れて王座陥落。ネクサスとの抗争中はメイソン・ライアンの怪力ぶりに狼狽するシーンも度々見受けられた。
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