スマックダウン
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SmackDown | |
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原案 | ビンス・マクマホン |
脚本 |
エド・コスキー SmackDown構成作家 |
司会者 |
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出演者 | スマックダウンロースター |
作曲 | def rebel |
オープニング | "Nobody Better Than Me" by def rebel ft. Supreme Madness |
国・地域 | アメリカ合衆国 |
シーズン数 | 25 |
話数 | 1270 (as of 2023年12月15日 | )
製作 | |
プロデューサー |
ビンス・マクマホン ケビン・ダン トリプルH |
撮影体制 | マルチカメラセットアップ |
放送 | |
放送チャンネル | |
映像形式 | |
Official website | |
番組年表 | |
関連番組 | RAW NXT |
SmackDown(スマックダウン)は、WWEが毎週放送しているテレビ番組。アメリカ合衆国で2番目に長く続いているウィークリー番組(1番長く続いている番組は同団体の看板番組として対を成すRAW)。「SmackDown」はザ・ロックの決め台詞に由来する(「おしおき」というような意味)。番組のイメージカラーは青。
番組開始当初はRAWと比較するとストーリー性よりも試合内容に重点を置いていた。そのため、SmackDown所属選手には高い技巧が求められてRAWでデビューした選手が、SmackDownで技巧の向上に努めるという傾向も見られた(現在は両番組間での差別化が薄れてRAWとの個性差、有意差は少ない)。かつては下部番組「Velocity(ヴェロシティ)」を有していたが、2006年にECWの放送がスタートしてVelocityは終了となった。
歴史
1999年4月29日に「SmackDown」の番組名で初開催される。当初はWCWの木曜日の番組「Thunder(サンダー)」の対抗番組として考案され、RAWの補完的番組という位置付けで1度だけ開催されたが、同年8月26日からはUPNでTV放送が開始された(2006年の閉局後はThe CW、2008年秋から2010年秋まではマイネットワークTV、2010年秋から15年まではSyfy)。2002年からは崩壊したWCW、ECWのレスラーをWWEが多く取り込んだため、レスラーの負担軽減のためにRAW、SmackDownをストーリー、レスラー自体を分割する2リーグ制に変更。ただし、WWF統一王者、女子王者はRAW、Smack Down両番組に出演が可能となっていた。
RAWが米国外の公演を除き原則としてライブ収録なのに対し、SmackDownは録画放送を行い、録画ならではの演出も多かった。基本的には火曜日に収録され、木曜日に放送されていたが、2005年より放送が金曜日に移動。NXTがスタートしてからは、火曜日にNXTをライブ放送し、その後に同じ会場でSmackDown!を収録していた。2015年1月15日から再び木曜日に移動。2016年1月から『RAW』と同じUSAネットワークで放送を開始。
2016年7月19日から火曜日に移動。同日にRAWとのブランド分割を行った。また、これまで録画放送であったが、RAWと同様に生放送に変更され、それに伴って番組名も「Smackdown LIVE」に改められた。放送後には同じリングで205 Liveの収録が行われる。2019年10月4日(この日は20周年記念特番)からはFOXで毎週金曜日放送が決まり[2]、その際「LIVE」が削除されたロゴ「Smackdown」に変更され、Friday Night SmackDownと呼ぶようになった。ただし、毎年秋にFOXでワールドシリーズやPAC-12フットボールチャンピオンシップの実況生中継のためにFS1で放送されることがある。
2020年3月13日から新型コロナウイルスの世界的大流行によりオーランドのWWEパフォーマンスセンターで無観客で収録・放送され、8月21日からは同じくオーランドのアムウェイ・センターに、12月14日からはトロピカーナ・フィールドに、4月16日からはイングリング・センターにそれぞれ拠点を移し[3]、無観客で収録、放送していたが、2021年7月から有観客興行は再開している。
2025年1月3日放送分から3時間に拡大
タイトルホルダー
タイトル | 保持者 |
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WWEユニバーサル王座 | コーディ・ローデス |
WWE女子王座 | ティファニー・ストラトン |
WWEタッグ王座 | ジョニー・ガルガノ トマソ・チャンパ |
WWE US王座 | 中邑真輔 |
WWE女子US王座 | チェルシー・グリーン |
所属選手(スーパースター)
男子選手
- AJスタイルズ(AJ Styles)(ジェイソン・スタイルズ、エア・スタイルズ、ミスター・オリンピア)
- LAナイト(LA Knight)(マックス・デュプリ、イーライ・ドレイク、ストレート・ランドール、ショーン・リッカー、ディック・リック、ディック・リック・レイキス、デュース)
- アシャンテ・アドニス(Ashante Adonis)(イライジャ・キング、テフティ・マイルズ)
- アンジェロ・ドーキンス(Angelo Dawkins)
- エルトン・プリンス(Elton Prince)(ルイス・ハウリー)
- オースティン・セオリー(Austin Theory)(セオリー)
- カール・アンダーソン(Karl Anderson)(チャド・アレグラ、キル・ショット、チャド・2・バッド、ケヴィン・コーレイ)
- カリオン・クロス(Karrion Kross) (ケビン・クロス、キラー・クロス、ザ・ホワイト・ラビット)
- キット・ウィルソン(Kit Wilson)(サミー・スムース、サム・ストーカー)
- キャメロン・グライムス(Cameron Grimes)(トレバー・リー)
- クルス・デル・トロ (ラウル・メンドーサ)
- グレイソン・ウォーラー(Grayson Waller)
- ケビン・オーエンズ(Kevin Owens) (ケヴィン・スティーン)
- サントス・エスコバー(Santos Escobar)(エル・イホ・デル・ファンタズマ、キング・クエルノ、トップ・シークレット、ホルへ・ボリー)
- ジェイ・ウーソ(Jey Uso) (ジョシュア・ファトゥ、ジュレス・ウーソ、ジョシュ・ファトゥ)
- シェイマス(Sheamus)(ガルドゥブ、シェイマス・オショネシー、キング・シェイマス)
- ジミー・ウーソ(Jimmy Uso) (ジョナサン・ファトゥ、ジョン・ファトゥ)
- ソロ・シコア (Solo Sikoa) (セファ・ファトゥ)
- トップ・ドラ (Top Dolla) (AJフランシス、フラン¢)
- ピート・ダン(Butch)(ブッチ)
- ホアキン・ワイルド(Joaquin Wilde)(DJZ、シーマ・ザイオン、ジーマ・アイオン)
- ボビー・ラシュリー(Bobby Lashley)(ブラスター・ラシュリー、ラシュリー)
- モンテス・フォード(Montez Ford) (ケネス・クロウフォード)
- リッジ・ホランド(Ridge Holland)(ルーク・メンジーズ)
- ルーク・ギャローズ(Luke Gallows)(ダーゴン、ドリアン・デヴィル、ドリュー・ハンキンソン、ディーコン・デヴィル、フリーキン・ディーコン、インポスターケイン、フェスタス、フェスタス・ダルトン、ジャスティス・ダルトン、キース・ハンソン、イサイア・キャッシュ、ジョニー99、ビッグL.G.、D.O.C.、ドク・ギャローズ)
- レイ・ミステリオ(Rey Mysterio) (レイ・ミステリオ2号、コリブリ、レイ・ミステリオJr.、エルニーニョ)
- ロマン・レインズ(Roman Reigns) (ロマン・リーキー、リーキー)
女子選手
- Bファブ(B-FAB)(ブリアナ・ブレンディ)
- アイラ・ドーン (Isla Dawn) (コートニー・スチュワート)
- アスカ (Asuka) (華名)
- アルバ・ファイア(Alba Fyre)(ケイ・リー・レイ)
- イヨ・スカイ(Iyo Sky)(紫雷イオ)
- シャーロット・フレアー(Charlotte Flair)(シャーロット、アシュリー・フレアー)
- ショッツィ(Shotzi)(ミッシー・ハイアシット、ショッツィ・ブラックハート、ピザ・キャット、ピザ・キャット・トレイドマーク)
- スカーレット (Scarlett)(スカーレット・ボルドー)
- ゼリーナ・ヴェガ (Zelina Vega) (クイーン・ゼリーナ、ロシータ)
- ゾーイ・スターク (Zoey Stark)
- ダコタ・カイ(Dakota Kai)(イーヴィー)
- タミーナ (Tamina) (タミーナ・スヌーカ、サロナ・スヌーカ)
- ビアンカ・ベレアー(Bianca Belair)
- ベイリー(Bayley)(ダヴィナ・ローズ)
- ミチン(Mia Yim) (ミア・イム、ジェイド、レコニング、ステファニー・イム)
- レイシー・エヴァンス(Lacey Evans)(メイシー・エストレラ、メイシー・エヴァンス、ルビー、ルビー・モッブス)
ゼネラルマネージャー
RAW同様、SmackDownにも番組の最高責任者としてマッチメイク権などをもつという役のゼネラルマネージャーが置かれていたが、2018年12月に廃止となった。以下はゼネラルマネージャーの遍歴である(カッコ内は就任期間)。正確にはステファニー・マクマホンが初代ゼネラルマネージャーであり、ビンス・マクマホンは番組オーナーであったが併記する。
- ビンス・マクマホン(2002年3月18日 - 2002年7月18日)
- ステファニー・マクマホン(2002年7月18日 - 2003年10月19日)
- ポール・ヘイマン(2003年10月23日 - 2004年3月22日)
- カート・アングル(2004年3月25日 - 2004年7月22日)
- セオドア・ロング(2004年7月29日 - 2007年10月、2009年4月 - 2012年4月)
- ヴィッキー・ゲレロ(2007年10月 - 2009年4月、2013年7月 - 2014年6月)※ビンス・マクマホンから発表される。
- ジョン・ロウリネイティス(2012年4月 - 2012年6月)(RAWのGMも兼務)
- 2012年6月22日から7月6日の放送ではミック・フォーリー、ヴィッキー・ゲレロ、セオドア・ロングの元GM経験者が交代で臨時GMを務める。※3人はRAWの臨時GMも兼任。
- ザック・ライダー(2012年7月13日)前週で行われたバトルロイヤル戦に勝利して1日GMを務める。
- 2012年7月20・27日の放送ではGM不在となる。
- ブッカー・T(2012年8月 - 2013年7月)元々カラー・コメンテーターだったが、ビンスからGMに任命される。
- ヴィッキー解雇後は、GMのポストは空席になり、実権は自動的にオーソリティーに移った(RAWのGMは存在するが、スマック同様実権はオーソリティーに移った)。
- ダニエル・ブライアン(2016年7月19日 - 2018年4月3日)
- ペイジ(2018年4月10日 - 2018年12月17日)GM制の廃止により失権。
- ニック・オールディス(2023年10月13日 - 現在)トリプルHから発表される[4]
番組テーマソング
- 第1弾 - Everybody on the Ground(1999年 - 2001年)
- 第2弾 - マリリン・マンソン - The Beautiful People(2001年8月 - 2003年5月)
- 第3弾 - ジム・ジョンストン - I Want It All(2003年5月 - 2004年9月)
- 第4弾 - ドラウニング・プール - Rise Up(2004年9月 - 2008年9月)
- 第5弾 - ジム・ジョンストン - If You Rock Like Me(2008年10月 - 2009年9月)
- 第6弾 - Divide The Day - Let it Roll(2009年10月 - 2010年9月)
- 第7弾 - グリーン・デイ - Know Your Enemy(2010年10月 - 2012年)
- 第8弾 - レブ・セオリー - Hangman(2009年 - 2012年)
- 第9弾 - 7Lions - Born 2 run(2012年 - 2014年)
- 第10弾 - CFO$ - This Life (feat.Dylan Owen)(2014年4月4日 - 2015年1月9日)※現在は挿入歌という形になっている。
- 第11弾 - フォール・アウト・ボーイ - Centuries(2014年10月10日)
- 第11弾 - CFO$ - Black and Blue(2015年1月15日 - 2016年7月19日)
- 第12弾 - CFO$ - Take a Chance(2016年7月26日 - )
- 第13弾 - AC/DC - Are You Ready(2019年10月4日 - )
日本での放送
日本ではABEMAで毎週土曜夜に日本語実況付で放送している。2022年1月までは毎週土曜日に単独番組がJ SPORTS 4で放送されて、これとは別に日本語字幕版やダイジェスト番組「Afterburn」も放送されていた。2017年と2018年はDAZNでも放送されていた。
脚注
- ^ a b “WWE Slams Into HD”. TV Technology. 2008年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年3月9日閲覧。
- ^ “FOX Sports becomes new home of SmackDown LIVE”. WWE. June 26, 2018閲覧。
- ^ アムウェイ・センター、トロピカーナ・フィールドはWWEサンダードームとして使用。
- ^ Triple H appoints Nick Aldis as the new General Manager of SmackDown: SmackDown highlights, Oct. 13, 2023WWE.com Video
外部リンク
- SmackDown公式サイト(英語)
SmackDown!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:18 UTC 版)
「アルヴィン・バーク・ジュニア」の記事における「SmackDown!」の解説
2006年8月4日、SmackDown!に初登場。登場初期は女性とボディーガードによって囲まれて会場に現れていた。この間も、番組GMのセオドア・ロングと契約交渉を交わしていたが、他人に携帯電話などで自分が持っている宝石類の自慢話を始めると、実況のマイケル・コールや解説のJBLからは「横柄な奴」と形容されていた。 同年9月27日、WWEの公式サイト上にWWEとの契約書が掲載され、No Mercy 2006でWWEデビュー、マーティー・ガーナーを相手に勝利したが、このガーナーがWWEとは契約していない地元団体の選手で細面だったこともあり、解説のJBLには「契約金が番組史上最大のくせに、こんな試合をするとは失望した」と言われていた(なお、契約金が番組史上最大というのはギミックである)。 入場シーンは、まるでNFLに登場するような膨張式のトンネルから登場後、両手を広げてパイロを出すというものだった。 MVPは「自分の勇気を証明するため」に、「より手強い相手」と対戦させるようリングで発言した。すると、対戦相手として出てきたのはRAWから移籍したばかりのケインだった。これを境に2人は、Mr.ケネディ、ジ・アンダーテイカーを巻き込みながら抗争を展開する。ストリート・ファイト戦や金網戦では勝利を収めたが、Armageddon 2006で行われたインフェルノ戦では摂氏260度の炎で背中を焼かれて大火傷を負う(大火傷というのはアングルである)。 2007年4月1日のWrestleMania 23では、クリス・ベノワとのUS王座戦を行うことが決定。自身初の王座挑戦であったが敗北。しかし5月のジャッジメント・デイにて再びクリス・ベノワに王座挑戦しUS王座を奪った。その後マット・ハーディーとの抗争に入るも、「心臓の病気」(部分的には事実)を口実に、スキットに参加するのみで激しい試合などは行っていない。9月にはGM室で「次に入ってきた奴とタッグを組んでタッグ王座戦に出てやる」と宣言したところ犬猿の仲のマット・ハーディーが入室してくるというストーリーで、嫌々ながら組んだ即席タッグでお互い険悪なムードが漂うも、WWEタッグ王座戦に勝利した。タッグ王座から転落するとすぐにマットを攻撃、裏切りを見せたが、MVPの保有するUS王座を巡ってマットと抗争が始まることが決まった直後、マットが盲腸炎の手術のために長期離脱する。そのため抗争がストップし対戦相手がいない状態が続いていた。
※この「SmackDown!」の解説は、「アルヴィン・バーク・ジュニア」の解説の一部です。
「SmackDown!」を含む「アルヴィン・バーク・ジュニア」の記事については、「アルヴィン・バーク・ジュニア」の概要を参照ください。
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