1776年の作戦とは? わかりやすく解説

1776年の作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 15:05 UTC 版)

ヘンリー・クリントン」の記事における「1776年の作戦」の解説

詳細は「サリバン島の戦い」および「ニューヨーク・ニュージャージー方面作戦」を参照 クリントンカロライナ遠征では2月にこの作戦のためにヨーロッパから送られ援軍落ち合うことが予定されていた。その部隊兵站天候のために到着遅延しノースカロライナ海岸沖に到着したのは5月になってからだった。この部隊にはクリントンの副指揮官となるチャールズ・コーンウォリス将軍海軍のピーター・パーカー提督入っていた。彼らはノースカロライナ作戦を行うには良い基地ならない判断し、まだ防御工事完成していないという報告があったサウスカロライナチャールストン襲撃することに決めた6月下旬始めたサリバン島の攻撃屈辱的な失敗になったクリントン部隊植民地軍主たる防御陣地にしているサリバン島に近い島上陸したその2つの島の間の海峡干潮時に歩いて渉れるもの考えていた。実際にはその渡渉不可能であり、攻撃海軍による砲撃のみになったサリバン島の砦は多孔質パルメット・ヤシ木材使って建設されており、砲弾威力吸収して裂け割れもしなかったので、艦砲射撃無効だった。 クリントンパーカー船隊は、ハウ将軍主力艦隊と合流し8月ニューヨーク攻撃加わったクリントン次々と攻撃アイディア出してハウ提案をしたが、総司令官ハウはこれを不満に思うようになった。それでもクリントンブルックリンにいるジョージ・ワシントン陣地攻撃する作戦提案すると、ハウはこれを採用した8月27日ロングアイランドの戦いでは、クリントン提案した作戦に従ってハウクリントン指揮したイギリス軍大陸軍前衛側面を衝き、ブルックリンハイツの砦にまで押し返すことに成功した。しかしクリントンがその勝利余勢をかって塹壕入った大陸軍攻撃することを勧めたときにはハウ拒否したハウ敵の勢力に関する情報が無いことと、自軍損失最小にしておきたい考えたからだった。ハウ大陸軍陣地包囲選び大陸軍8月29日損失出さずに砦を脱出したハウはこの戦勝ナイト叙された。 ハウその後ニューヨーク市支配動きマンハッタンキップス湾上陸したが、これをクリントン再度指揮したクリントンワシントン軍を孤立させる動き提案したが、ハウはこれを拒絶した10月ワシントン軍をハドソン川ブロンクス川の間に閉じ込めることを目指して、クリントンウェストチェスター郡の岸に軍を進めた。しかし、クリントン軍が到着する以前ワシントン軍がホワイトプレインズ到着していた。そこでの短時間戦闘後ワシントン軍は北に後退し一方ハウ南に向かってマンハッタン支配確実なものにした。この時点までにハウクリントンの関係はほとんど完全に壊れていた。これはクリントンが常に批判提案行い続けハウが軍の進軍経路を少しでも変えることを認めようとしなかったことでさらにこじれた11月ハウクリントンに6,000名の兵士付けてロードアイランドニューポート占領させる遠征の準備始めるよう命じた。そこはイギリス海軍の港として必要だったハウコーンウォリスワシントン追撃のためにニュージャージー派遣したとき、クリントンニューポート占領するよりも、ニュージャージー部隊上陸させてワシントン軍を包囲すべきだと提案したハウはこの忠告拒絶しクリントン12月初旬ニューポート渡り抵抗もほとんど無いままにそこを占領した

※この「1776年の作戦」の解説は、「ヘンリー・クリントン」の解説の一部です。
「1776年の作戦」を含む「ヘンリー・クリントン」の記事については、「ヘンリー・クリントン」の概要を参照ください。

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