黎明期から昭和初期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:50 UTC 版)
「あけぼの (列車)」の記事における「黎明期から昭和初期」の解説
1908年(明治41年)5月1日:701・702列車が設定され、東北本線・奥羽本線を経由して上野 - 青森間を直通する初の列車となる。同列車は夜行運転となる上野 - 福島間は一部の駅を通過する形で運転したが、昼行運転の福島 - 青森間は各駅停車となり上野 - 青森間では約25時間を要した。 1909年(明治42年)8月:豪雨により赤岩駅周辺で土砂崩壊が起こり、701・702列車は奥羽本線への直通運転を中止。 1911年(明治44年)9月:一部区間が不通になっていた奥羽本線が復旧し、701・702列車は上野 - 青森間の全区間で運転再開、同時に奥羽本線内を夜行運転する703・704列車(上野 - 青森間)が新設され、各列車には一等寝台車(売店および二等座席と合造)が連結された。 1913年(大正2年) 5月:普通701・702列車に売店付き三等車を連結、普通703・704列車は所要時間短縮のうえ一等寝台車の連結を廃止。 1917年(大正6年)6月:普通701・702列車(上野 - 青森間、東北本線・奥羽本線経由)は列車番号を705・706列車に変更。 1919年(大正8年)8月:普通705・706列車(上野 - 青森間、東北本線・奥羽本線経由)に連結の一等寝台車を二等寝台車に変更。 10月:上野 - 青森間に普通701・702列車(東北本線・奥羽本線経由、奥羽本線内は夜行)を新設、同時に普通705・706列車(上野 - 青森間、東北本線・奥羽本線経由)は売店付き三等車に替わり和食堂車を連結。 1922年(大正11年)3月15日:上野 - 青森間普通701・702列車(東北本線・奥羽本線経由)は二等寝台車・和食堂車連結の夜行急行701・702列車に格上げされ、奥羽本線経由での上野 - 青森間を19時間35分に短縮した。夜行普通703・704・705・706列車とともに新設された。。 1922年(大正13年)7月:羽越本線の開通により、上野 - 青森間(東北本線・奥羽本線経由)の普通703・704・705・706列車は上野 - 秋田間に運行区間を短縮、秋田駅で羽越本線から青森方面への直通列車に接続することとなった。 1926年(大正15年)8月15日:東北本線・常磐線・奥羽本線・羽越本線でダイヤ改正と大規模な列車番号の整理が行われ、夜行急行701・702列車(上野 - 青森間、東北本線・奥羽本線経由)の列車番号は401・402列車に変更し上野 - 秋田間に運行区間短縮、東北本線・奥羽本線経由の普通列車は403・404列車が上野 - 横手間、405・406列車が上野 - 秋田間に設定された。この頃から401 - 406列車に二等寝台車が連結される。 12月16日:急行401・402列車(上野 - 秋田間、東北本線・奥羽本線経由)は再度青森駅まで運行区間を延ばしたが、秋田以北は普通列車とされた。 1931年(昭和6年)9月:上越線が全通し、上越線・羽越本線経由で上野 - 秋田間を結ぶ夜行普通703・704列車が二等寝台車連結で新設される。 1933年(昭和8年)8月:東北本線・奥羽本線経由の夜行急行401・402列車は上野 - 秋田間で三等寝台車を連結。 1934年(昭和9年)12月:ダイヤ改正により東北本線・奥羽本線経由の夜行急行401・402列車(上野 - 青森間、秋田以北は普通列車)は列車番号を405・406列車に変更、上野 - 横手間普通403・404列車は廃止、改正前の上野 - 秋田間普通405・406列車は上野 - 青森間普通403・404列車となった。 1939年(昭和14年)4月:東北本線・奥羽本線経由の夜行急行405・406列車(上野 - 青森間、秋田以北は普通列車)の運転形態が変更され、秋田以北は単独運転から一部の客車を大阪 - 青森間の普通505・506列車と併結して運転する形になる。 1940年(昭和15年)3月:急行405・406列車は混雑緩和のため三等寝台車と食堂車の連結を中止、座席車に振り替え。 10月:東北本線・奥羽本線経由の夜行急行405・406列車(上野 - 秋田間、一部客車は青森駅まで普通列車として運転)は全編成が上野 - 秋田間の運転に短縮のうえ列車番号が401・402列車に変更、東北本線・奥羽本線経由の上野 - 青森間普通列車は403・404・405・406列車の2往復となる。 1943年(昭和18年) 2月:東北本線・奥羽本線経由の夜行急行401・402列車(上野 - 秋田間)は普通列車に格下げ、上野 - 青森間普通403・404列車は405・406列車と統合する形で普通402・403列車となり、普通401・404列車(東北本線・奥羽本線経由、上野 - 秋田間)には二等寝台車を連結。 1944年(昭和19年) 4月:東北本線・奥羽本線経由の普通401・404列車に連結されていた二等寝台車を廃止。 1945年(昭和20年) 6月:東北本線・奥羽本線経由の直通列車は普通401・404列車(上野 - 秋田間)を廃止、普通402・403列車(上野 - 青森間)のみとなる。
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