黎明期と科学技術計算用コンピュータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/18 13:24 UTC 版)
「MELCOM」の記事における「黎明期と科学技術計算用コンピュータ」の解説
三菱電機はBendix G-15を輸入し、その使用経験を元にコンピュータの開発に着手した。まずトランジスタ式の試作機としてMELCOM LD1を開発した。これを元に1960年、最初の製品MELCOM 1101を発表。G-15の最小アクセスコーディングを参考にした磁気ドラムメモリを主記憶とするシステムで、科学技術計算を指向していた。1101 は学習院大学をはじめとして20台が設置された。この流れを直接受け継ぐシリーズとしてMELCOM 9100シリーズがある。科学技術計算用コンピュータとして1971年まで新たな製品が投入されている。なお、LD1は大阪大学に寄贈されている。 MELCOM LD1 33ビットワード。入出力と演算の並行実行、時間のかかる乗除算と他の演算の並行実行などを実現している。 MELCOM 1101(1960年) トランジスタ3,500個使用。33ビットワード。メモリは磁気ドラムメモリで4000ワード。後に演算高速化装置(FLORA)を追加した1101Fも製品化されている。 MELCOM 9100シリーズ(1966年) (詳細不明)
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