飛鸞丸とは? わかりやすく解説

翔鳳丸

(飛鸞丸 から転送)

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翔鳳丸(しょうほうまる)は、鉄道省青函航路で運航された車載客船で、同型船に飛鸞丸(ひらんまる)・津軽丸(つがるまる)(初代)・松前丸(まつまえまる)(初代)があり、これらを含めた4隻を翔鳳丸型と呼び、本船はその第1船であった。日本で最初の車載客船で、後に建造される車載客船・車両渡船の原型となった。




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飛鸞丸

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翔鳳丸」の記事における「飛鸞丸」の解説

1922年大正11年10月12日 - 起工浦賀船渠1923年大正12年8月16日 - 進水9月1日 - 関東大震災イギリスより輸入した主機用の減速歯車横浜港で、ハシケ積載されたままハシケ焼失水没浦賀船渠施設被災もあり、竣工大幅に遅れた1924年大正13年12月15日 - 竣工 第2船の飛鸞丸の竣工翔鳳丸型4隻の最後になった。 1934年昭和9年3月21日 - 夕刻から翌22日未明にかけ、強風伴った低気圧日本海からオホーツク海へと通過して行った。飛鸞丸は17時30南々東の風15m 小雨函館桟橋離岸港外出たあたりから風向は南々西となり急激に風速増大し18時25分登支灯台沖にて前途航行困難と判断し引き返そう右舷回頭3回試みたが、船首方向風向90度に達すると風上に切り上がってそれ以上回頭できず回頭断念。このとき積載貨車脱線あり、また追波を受けて車両甲板上に海水浸入し、車両甲板最後部の操舵機室へは換気口とロープホールから浸水してグレーチング浮動破損し、その破片操舵機に引っ掛かって一時操舵不能となった。また中央部ボイラー室へは、車両甲板石炭積込口から海水浸入し、石炭もろとも泥水態となって流入焚火困難となってボイラー圧の低下はあったが、かろうじて22日1時に三厩錨地到着投錨し遭難免れた。この強風無線送信空中線一時切断され、船から陸への通信途絶したため、飛鸞丸遭難かと騒がれ一幕もあった。なお同夜、函館大火起きている。 1941年昭和16年) - 音響測深儀装備 1945年昭和20年7月14日函館定刻2時40分のところ2時55分頃12便として出航し青森へ向け航行中、5時に青森地区空襲警報あり、警戒しつつ7時10青森港堤川沖に到着錨泊、この時は攻撃を受けることはなかった。14時05再度空襲警報あり、抜錨し縫航による回避行動をとったが、14時50分頃よりアメリカ軍機の機銃掃射爆撃を受け、15時16分より船体右舷傾斜し15時40沈没した乗組員97名中17名が戦死したほか、船員養成所教官生徒56名中14死亡。なお日本史料では爆撃直前アメリカ軍機2機を撃墜したとされるが、アメリカ側史料にはその記録はない。

※この「飛鸞丸」の解説は、「翔鳳丸」の解説の一部です。
「飛鸞丸」を含む「翔鳳丸」の記事については、「翔鳳丸」の概要を参照ください。

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