顔つきの機神兵(フェイス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 16:55 UTC 版)
「ゼノブレイド」の記事における「顔つきの機神兵(フェイス)」の解説
黒いフェイス 声:若本規夫 全長:約14m(大砲含む) コロニー9を襲った顔つきの機神兵。海外版での名称はMetal Face。 長く鋭い爪を武器とし、背中に構えた大砲からエーテル弾を放つ。機神兵が斬れるはずのモナドの斬撃が効かず、力なく倒れるシュルク達の目の前でコロニー9を思うままに蹂躙し、フィオルンを手に掛ける。この黒い顔つきを斃すことが、シュルクたちの旅の最初の目的となった。その後ゾードを打ち倒したシュルクたちの前に再び現れ、はじめて口をきく。 なお、エギルによる巨神界侵攻作戦の冒頭、監獄島での戦い以降姿をみせる黒いフェイスは頭部角や顎部、ウィング、長い爪状の武器などの形状が変更されている。 コアユニットは1年前の大戦時に機神界に連れ去られたホムスの戦士ムムカ。 他のフェイスとは違って生身の頃の記憶がはっきりと残っており、そのためか勝手な行動を多くとる。 ゾードを「とんだハッタリ野郎」と評したり、新参のフェイス・ネメシスを軽んじたりと、なにかにつけて優越感むき出しの発言が多い。その一方、ダンバンに執着し、モナドについて含みをもたせた台詞を語るなどコンプレックスを抱えた内面をのぞかせる一幕もある。 なお、名前を「黒のフェイス」と誤記されることが多いが、戦闘中の敵名表示や攻略本等ではほとんど「黒いフェイス」と表記されている(一度だけエギルが「黒のフェイス」と呼んだこともある)。 褐色のフェイス 声:玄田哲章 全長:約8m コロニー6を襲った顔つきの機神兵。 右手に大槌を持っている。フェイスとして改造された時点で肉体の大部分を欠損しており、生身の部分が脳幹部と最低限の臓器しか残っていない。粗暴な性格になってしまっており、記憶が曖昧で「『褐(かち)』のゾード」という自身の名前の記憶さえも曖昧である。黒いフェイスを傷つけたホムスを小手調べ程度に弄ぶつもりで現れたと語る。 オダマはこのフェイスを「赤い顔つき」と呼んでおり、また、コロニー6を壊滅させた仇として生き残った人々から憎まれていた。 ジュジュを連れ去り中央採掘場でシュルク達と激戦を繰り広げるが、最終的に敗北し、意味深な言葉を残し爆発した。 なお、後にデジレーンというコロニー9に住む女性から、“一年前の機神兵団との決戦で亡くした自分の父親の職業は鍛冶屋で、いつもハンマーを振っていたことから「鍛冶屋のゾード」と呼ばれてこのあたりでは有名だった”という話を聞くことができる。 褐色のフェイス自体は量産型であり、他にも同種のフェイスは多数存在する。 のちに、ゾードであるかは定かではないが、エギルの支配下から解放された量産型フェイスがジュジュの危機を救っている。 フェイス・ネメシス 声:梅田未央 全長:約9m 機神界の副官ヴァネアによって製造・調整された、女性型の白銀の機神兵。 天使の輪のようなものやスカート状のパーツが付いた神秘的な外観をしており、双剣を振るって戦う。 コアユニットはフィオルンの身体を借りた機神メイナス。 巨神界侵攻作戦の冒頭、監獄島での戦いにおいて黒いフェイスと任務を共にするが、あくまでザンザへの干渉以上の行動をとることはない。それ故無益な殺傷は極力避ける節がある。だがそれ以降は他のフェイスたちとは違う目的で行動をとるようになり、シュルクに何かを伝えるべく接触しようとする。 ガラハド要塞で機体を操られシュルクらと相対するが、シュルクを救うためにエギルの制御を振りほどきヤルダバオトに突撃し、大破した。 なお、ネメシスとはギリシャ神話に登場する女神の名前である。 緑のフェイス 声:竹内幸輔 全長:約10m 機神界でシュルクたちの前に立ちふさがる顔つきの機神兵。 両肩に備えられたスナイパーライフルを武器とする。 コアユニットはエギルによって記憶をすべて抹消されたコロニー6のガド。 シュルクたちに襲いかかるがメイナスの力によって正気を取り戻す。 ヤルダバオト / 黄金のフェイス 声:桐井大介 全長:約20m(尻尾含めず) 他のフェイスより一回りも二回りもサイズの大きい、“始原にして最強の機神兵”。その躯体を操るのは機神界盟主エギルである。 ヴァラク雪山でフェイス・ネメシスを連れ帰り、ガラハド要塞中枢で再び対峙する。 さらに、帝都アグニラータにおけるエギル自身との戦いの後にも現れ、シュルクらを退ける。 この後エギルの魂魄を取り込み、また機神と融合したことで形状が著しく変化。機神の核として機能することになる。 この顔つきとの最終戦では反モナド場(アポクリファ)発生室の直上、機神界中枢がその舞台となる。ここは全天周型スクリーンとなっており、機神の目としても機能している。融合して進化したヤルダバオトの動きは逐一機神の動きと重なり、巨神を攻撃する。 掌部から放つエーテルと長い尾を用いて攻撃を行う。機神と融合した後は機神の大剣を動かすための剣を右手に握り、また、エギル自身の能力である機神兵製造も行う。 なお、ヤルダバオトとはグノーシス主義における偽の神の名前である。
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