震災臨時キャンペーンとは? わかりやすく解説

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震災臨時キャンペーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:10 UTC 版)

ACジャパン」の記事における「震災臨時キャンペーン」の解説

ACジャパン地震発生後被災者応援する臨時CM「震災臨時キャンペーン」を企画したCM情報誌CM NOW』によると、地震発生した2011年3月11日にはACジャパン2011年度展開するキャンペーン最終決定が行われており、地震によって交通機関止まったことで、集まった役員たちは事務所泊まって震災臨時CM制作相談をしたといわれている。3月14日会員企業臨時CM企画募集について連絡し、翌15日までに10社から提案があった。最初に制作・放送されたのは「文字篇」である。15日夜に持ち寄られ臨時CM案の検討をし、すぐにできるものとい条件で「文字篇」の制作開始し3月18日放送局送り3月19日から放送始まったその後3月23日から「サッカー篇」、24日から「日本の力を、信じてる篇」、26日から「今、わたしにできること呼びかけ篇」、31日から「日本の力を、信じてる篇」の新作放送開始された。なお、これらのCMではサウンドロゴ使用していない。 『CM NOW』はこのように臨時CM制作の話が地震発生後すぐに出ていることを伝えている一方で、同じCM繰り返し流されて逆効果生み出したことへの「対策」として臨時CM急遽制作されたとも書いている。ほかにも同様の趣旨報道がある。たとえば産経新聞では「視聴者の不満の声に早急に対応した形だ」と書かれており、サーチナ報道では「同社ではその対策苦情対策)にCM最後ロゴ音声削除したり、今回臨時CM制作することを発表していた」と書かれている逆にまんたんウェブ(=毎日新聞)の報道では、臨時CM苦情への対応であるということACジャパン否定した上でACジャパンとして、いま、国民みなさん伝えるべきこととし制作した」と話していたことが述べられている。ただし、展開を中止したCM代わる素材に関する要望視聴者苦情とは別にメディア側から寄せられており、ACジャパン2010年度事業報告では、臨時CM全国展開について「支援キャンペーン多く中断したために、それに代わる素材をというメディア要望応えました」と記されている。 臨時CM開始により放送できるCM本数増えたが、臨時CMに関して否定的な見方が出るようになった。たとえば、ACジャパン常務理事である高島邁によると、地震発生直後物資不足したため買い占め控えるべき旨をCM呼びかけたが、それが解消すると「復興のために経済活動活発にすべき」と批判される、というような事例があったという。また、広告において出演しているタレントプロモーション意図があるという誤解を受ける可能性避けられず、実際にこの種の批判があった。そのため臨時CM放送短期間終了した臨時CMは「文字篇」「サッカー篇」「日本の力を、信じてる篇」「今、わたしにできること呼びかけ篇」の4タイトル以外にも制作された。大阪地域においてはこいのぼり篇」をテレビ新聞展開し、「選手宣誓篇」「ひとつひとつ篇」を新聞展開したほか、環境映像テレビで5タイプ展開した東京地域および岩手宮城福島東北3県においては同じ空の下篇」を2011年5月末からテレビ・ラジオで展開した前出の「こだまでしょうか」と同様、東京キー局制作全国ネット番組民放各局のBS放送ではそのまま全国流れた)。また、ACジャパンサイトではのちに「今、わたしにできること呼びかけ篇」および「日本の力を、信じてる篇」のCMタイトルそれぞれタレント篇A・B」「タレントC・D」と変更されている(前者はA・Bの2タイプとされているが、30秒版と15秒版で出演芸能人異なる。次のCM出演者」の節ではこの違い考慮するため4タイプとして扱う)。

※この「震災臨時キャンペーン」の解説は、「ACジャパン」の解説の一部です。
「震災臨時キャンペーン」を含む「ACジャパン」の記事については、「ACジャパン」の概要を参照ください。

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