開発エピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:52 UTC 版)
「アレックスキッドのミラクルワールド」の記事における「開発エピソード」の解説
原典スタッフのひとり(背景など、美術全般を担当)である小玉理恵子がSwitch版「SEGA AGES」シリーズ全体を統括する「リードプロデューサー兼ディレクター」に就任したこともあり、当初からラインナップ候補には選ばれていた。決めてになったのは前述したとおりユーロ圏を中心とした海外では往時のユーザー知名度・人気度が未だに高いことや、移植担当企業であるエムツー社の一部スタッフらが本作を推していたことなどによる。 「チャレンジモード」・「AGESモード」については同シリーズのスーパーバイザーである奥成洋輔(セガ所属)から「PS3とXbox360版(の付加要素)を入れつつ、新しい追加要素も何かやりましょう」とエムツー社スタッフに提案し、上記のような仕様となった。旧「トライアルモード」の試練「お金持ちに挑戦」は全ステージクリアが前提という少々遊びづらい条件だったため除外された。 新規デモ画面に関してはカラーはセガ・マークIII準拠になり、当時の絵柄を再現しつつエムツー社のスタッフが愛情を込めて描いた。開発時はオリジナル版よりは少々「下手ウマ」「シニカル」なタッチになってしまった事もあったようだが、オリジナルスタッフの小玉による監修効果もあり、現在の絵柄に落ち着いた。エムツー社の代表取締役である堀井直樹によると「アレクはシニカルな絵師(が描くの)だとシニカルな絵になって可愛くない」とのことで、相応の努力があった。 FM音源アレンジはエムツー社のスタッフが元曲の良さと当時のセガ風を再現するように努めた。背景としては、Switch版と(ほぼ)同じスタッフが、その数年前に手掛けた「セガ3D復刻アーカイブス2」に収録したマスターシステム版「ファンタジーゾーン」のFM音源が原典であるアーケード版に近いアレンジで曲を鳴らしていたのに対し、「実機では実際に鳴らせない(再現できない)のでは?」という意見があった(実際には鳴る)ことから、今回は余りプレイヤーを困惑させない、当時のイメージに寄せたアレンジにしたとのこと。なお実機(FM音源ユニット)の仕様ではFM音源をONにすると、SEはPSGでは鳴らなくなり、BGMはPSGを鳴らそうとするとノイズが入る様になってしまうため、その点は原典とは少し変えている。
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開発エピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 04:48 UTC 版)
「ヘッジホッグ (兵器)」の記事における「開発エピソード」の解説
ヘッジホッグの生みの親であるイギリス海軍本部のDMWD(多種兵器研究開発部)へは、大衆がハーバート・ジョージ・ウェルズやジュール・ヴェルヌのSFを引き合いに出し、ほとんどジョークのような工夫を提案していた。そして、その中から役立つ可能性がある物を探り、改良するのがDMWDの仕事だった。そういった新奇な発想を現実化する科学・技術機構がイギリスに存在していたからこそ、これらの活動は戦争遂行に盛り込まれた。 DMWDの幹部の1人、スチュワート・ブラッカー陸軍中佐は、第一次世界大戦ではイギリス陸軍砲兵隊に勤務。1940年には電気作動の装填軸を使用した迫撃砲の擲弾発射装置を設計し、それをDMWDが発展させて環状多連装迫撃砲を完成させた。しかし、そこで、官僚機構と競合相手という2つの障害にぶつかった。だが、チャートウェル本宅近くの兵器試験場をチャーチルが視察した際、初期の試射を見て開発計画を進めさせた事が幸いしたという。
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