針目縫、乱入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 23:45 UTC 版)
流子は制空権を握り、蛇崩との空中戦で勝利する。しかし、蛇崩は「奏の装・ダ・カーポ」として復活。そこで流子は機転による「鮮血無拍子」でついに蛇崩を倒して四天王3人に勝利する。だが、猿投山との戦闘開始直前、謎の少女・針目 縫(はりめぬい)が乱入する。邪魔されて激怒した猿投山は針目へ襲いかかるが、彼女は「剣の装」の攻撃を難なく受け止め、極制服の要となる糸・「絆糸」を一瞬で切り、極制服を失った猿投山を場外へ落とす。四天王がデータ外の人物の登場に困惑する中、黄長瀬らは針目が鬼龍院財閥のアパレル企業・REVOCSコーポレーションから来たグランクチュリエ(高次縫製師)であることを知る。紫色の片太刀バサミを彼女に見せて自分が一身を殺害したと言い切る針目に、父の仇の正体を知った流子は激しい憎悪を向ける。 彼女は半年前に纏邸の地下研究所で研究成果を奪おうとした時のことを楽しげに語る。流子の父が構えた「断ち斬りバサミ」を奪って突き刺し、その半分を持って逃げたという経緯を聞かされ、流子は激怒する。ついに彼女の怒りにつられて「鮮血」は暴走して流子を飲み込み、怪物と化して出血も気にせず破壊の限りを尽くす。マコは流子を失血死させまいと、一家とともに流子のところへ向かう。美木杉は黄長瀬とともに神衣鎮圧用の特殊膠着弾で「鮮血」を狙うが、着用者の生命を保証しない弾丸であるために撃てない。皐月も人衣圧倒で流子にとどめを刺そうとするが、マコが2人の間に割って入り、涙ながらに流子を何度も殴って正気に戻したことで、暴走は止まった。そして皐月は、針目に学園への立ち入りを禁ずる。数日後、体調が戻りつつある流子は、極制服の戦闘データ収集のために自分の戦いを皐月に利用されたことを知り、怒りに燃える。皐月は極制服を実戦投入する時が来たと判断し、いまだ支配に服しない関西征服のために「三都制圧襲学旅行」への出発を宣言する。 襲学旅行の準備が着々と行われる中、REVOCS社のCEOで皐月の母でもある鬼龍院 羅暁(きりゅういんらぎょう)らが日本中の学生へ極制服を支給する陰謀が進むが、流子は先日の自分への不信感から「鮮血」に袖を通そうともせず、満艦飾家で布団にこもっていた。まもなく、非認可の校内新聞を配る元新聞部員の凪田 信二郎から戦うよう勧誘を受けた流子が彼を追い返した翌日、凪田の非認可新聞配布を手伝ったマコは蟇郡に捕まり、罰として襲学旅行の兵站要員へ連行されることになる。凪田も風紀部員たちに制裁を受けるが、流子は見過ごせずに「鮮血」を着て凪田を助けようとする。しかし、凪田は実は針目の変装であり、全ては流子を誘い出す罠だった。流子は暴走への恐怖から本気を出せず、針目に「鮮血」を破壊されてしまう。気絶した流子へ止めを刺そうとした針目を間一髪で止めた皐月は、流子に「鮮血」のスカーフ部分を握らせると、バラバラになった「鮮血」の他の破片を持ち去り、襲学旅行へ行く生徒から適任者を選び、神衣の戦闘データを集めさせようと画策する。夜明け前、襲学旅団は関西へ出撃した。
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