金銀鍍龍首水瓶〈／（法隆寺献納）〉
| 主名称： | 金銀鍍龍首水瓶〈／（法隆寺献納）〉 |
| 指定番号： | 240 |
| 枝番： | 00 |
| 指定年月日： | 1994.06.28(平成6.06.28) |
| 国宝重文区分： | 国宝 |
| 部門・種別： | 工芸品 |
| ト書： | |
| 員数： | 1口 |
| 時代区分： | 唐 |
| 年代： | |
| 検索年代： | |
| 解説文： | 以上の五件は、明治十一年法隆寺の困窮を救うために下賜された御内帑金に対する御礼として、法隆寺から皇室に献納された宝物類（法隆寺献納御物の名で親しまれ、正倉院の宝物と並び称されている）の中に含まれているものである。 銀竜首胡瓶【ぎんりゆうしゆこへい】は、高さ約五〇センチ、銀製鍍金【ときん】の大形の水瓶で、蓋と口は竜の首を、そして把手は竜身をかたどり、ゆたかに下方にふくらんだ胴部には、向かい合って足掻く翼馬を前後一組ずつ線刻する。また竜の眼に緑の吹玉を入れるなど、意匠にすぐれ、技法も精妙をきわめ、かつその形姿も秀でて、まさに水瓶中の王者といいうる傑作である。唐の作。 |
竜首水瓶
(金銀鍍龍首水瓶 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/25 13:15 UTC 版)
竜首水瓶（りゅうしゅすいびょう）[4]、国宝指定名称「金銀鍍龍首水瓶」（きんぎんとりゅうしゅすいびょう）[4][2]は東京国立博物館所蔵の水瓶である。7-8世紀アジアにおける東西文化交流の象徴的な存在と評され、法隆寺献納宝物のひとつとして国宝に指定されている。
注釈
- ^ a b この当時鉛ガラスは東アジア一帯で生産されており、その中でも特に中国製のものはバリウムを含むことが多い[14]。
- ^ なお、1694年に回向院で行われた法隆寺の出開帳において「御水瓶」という物が陳列されているが、これが竜首水瓶であるかは定かではない。ただし1842年の出開帳では同じ名前で竜首水瓶が陳列されていたことから1694年時点で既に法隆寺に存在した可能性が高いとされており、もしそうであればこれが竜首水瓶の初出となる[22]。
- ^ これが法隆寺献納宝物成立のきっかけとなる[18]。
- ^ 宝物の精密な模写で知られている[26]。
- ^ 曲尺の場合は一尺六寸四分五厘、唐尺の場合は一尺八寸八分[39]。
出典
- ^ a b c d e f g 東京国立博物館 2022, p. 65.
- ^ a b “金銀鍍龍首水瓶〈／（法隆寺献納）〉 文化遺産オンライン”. 文化遺産オンライン. 2023年8月13日閲覧。
- ^ a b c d 加島 2011, p. 65.
- ^ a b c d “e国宝 - 竜首水瓶”. e國寶. 2023年8月13日閲覧。
- ^ a b c d e f 東京国立博物館 2022, p. 11.
- ^ a b c d 東京国立博物館 2022, p. 12.
- ^ a b c d e f 東京国立博物館 2022, p. 9.
- ^ a b c d e f g h i j k 加島 2012, p. 218.
- ^ a b c 三田 2014, p. 217.
- ^ a b 東京国立博物館 2022, p. 10.
- ^ a b c 加島 2012, p. 219.
- ^ 中野 1989, p. 4.
- ^ a b 中野 1989, p. 5.
- ^ 東京国立博物館 2022, p. 6.
- ^ a b 東京国立博物館 2022, p. 39.
- ^ a b 東京国立博物館 2022, p. 63.
- ^ 蔵田 1958, p. 63.
- ^ a b c d e 東京国立博物館 2022, p. 60.
- ^ a b 東野 1989, p. 17.
- ^ 東京国立博物館 2022, pp. 65–66.
- ^ a b 東京国立博物館 2022, p. 66.
- ^ a b 東京国立博物館 2022, p. 67.
- ^ a b 東京国立博物館 2022, p. 61.
- ^ 東京国立博物館 2022, pp. 61–62.
- ^ a b c d e f 東京国立博物館 2022, p. 62.
- ^ a b c d 東京国立博物館 2022, p. 58.
- ^ 野間 1958, pp. 20–21.
- ^ a b c 鈴木 1984, p. 167.
- ^ 野間 1958, pp. 23–24.
- ^ 中野 1989, p. 9.
- ^ 中野 1989, pp. 8–9.
- ^ 中野 1989, p. 11.
- ^ 中野 1989, p. 12.
- ^ 加島 2011, p. 87.
- ^ 加島 2011, p. 89.
- ^ 加島 2011, pp. 89–90.
- ^ 加島 2012, p. 220.
- ^ a b 東京国立博物館 2022, p. 64.
- ^ a b 中野 1959, p. 26.
- ^ 東野 1989, p. 19.
- ^ 東野 1989, pp. 19–20.
- ^ 松浦 2004, p. 39.
- ^ 中野 1989, p. 7.
- ^ 東京国立博物館 2022, pp. 61–63.
- ^ 野間 1958, p. 21.
- ^ 野間 1958, p. 22.
- ^ 中野 1959, p. 25.
- ^ 三浦 & 平尾 1989, p. 27.
- ^ 三浦 & 平尾 1989, p. 34.
- ^ 蔵田 1952, p. 20.
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