連邦共和国の成立とは? わかりやすく解説

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連邦共和国の成立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 02:10 UTC 版)

ユーゴスラビア」の記事における「連邦共和国の成立」の解説

詳細は「ユーゴスラビア連邦共和国」を参照 1992年4月28日に、連邦に留まってい2つ共和国セルビア共和国モンテネグロ共和国によって人民民主主義社会主義放棄したユーゴスラビア連邦共和国」(通称新ユーゴ)の設立宣言された。 クロアチア紛争ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争国連調停NATO介入によって、1995年デイトン合意によって漸く終結をみた。しかし、セルビアからの分離運動を行うアルバニア人武装勢力の間では、武力闘争によるテロ活動強まったまた、ボスニアクロアチアなどの旧紛争地域発生したセルビア人難民コソボ自治区への殖民セルビア推進したことも、アルバニア人反発招いた1998年には、過激派コソボ解放軍KLA)と、鎮圧乗り出したユーゴスラビア軍との間にコソボ紛争発生した紛争介入したNATO軍による空爆などを経て1999年和平協定に基づきユーゴスラビア軍コソボから撤退したコソボには国際連合コソボ暫定行政ミッションUNMIK)が設置されセルビアによる行政権排除された。ミロシェヴィッチ大統領の座を追われハーグ旧ユーゴスラビア国際刑事法廷(ICTY)に引き渡されたが、判決下される前に死亡した一方その人規模小ささから独立選択せず、一旦はセルビアとの連邦選択したモンテネグロでも、セルビア対する不満が高まった人口比が反映され議会政府は完全にセルビアによって運営されることになり、この間モンテネグロセルビアと共に国際社会からの経済的制裁政治的な制裁を受けることになった。これに対しての不満がモンテネグロ独立運動の端緒となったモンテネグロ過去経験からコソボ紛争に対してセルビア協力しない方針をとり、むしろアルバニア人積極的に保護するなどして、国際社会に対してセルビアとの差異強調した紛争終結後通貨関税軍事指揮系統外交機関などを連邦政府から独立させ独立へ外堀埋めていった。これに対して欧州連合モンテネグロ独立ヨーロッパ地域安定化に必ずしも寄与しいとする方針示しセルビアとモンテネグロに対して一定期間執行猶予期間を設けることを提示した。両共和国欧州連合提案受け入れ2003年2月5日セルビアとモンテネグロからなるユーゴスラビア連邦共和国解体されゆるやかな共同国家となる「セルビア・モンテネグロ」が誕生したセルビア・モンテネグロモンテネグロ独立向こう3年凍結することを条件として共同国家弱体化出来うる限りセルビアとモンテネグロ対等な政治システム提示したが、モンテネグロ共同国家運営に対して協力的でなく、独立諦め気配見せようとしなかった。 このため欧州連合は、投票率50%以上賛成55%以上という条件モンテネグロ独立を問う国民投票実施認めた2006年5月23日国民投票が行われ、欧州連合の示す条件クリアしたため同年6月3日モンテネグロ連合解消して独立宣言した。これをセルビア側も承認し欧州連合モンテネグロ国家承認したためモンテネグロ独立確定した。 これによってユーゴスラビア構成していた6共和国はばらばらに解体されることになったユーゴスラビア変遷(3)=ブルガリア公国(1)=ナチス・ドイツ(2)=クロアチア独立国(4)=ブルガリア王国オーストリア帝国     オーストリア=ハンガリー帝国             (1)         スロベニア共和国                     (2)         クロアチア共和国                             ボスニア・ヘルツェゴビナ     オスマン帝国     (3)         セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国     ユーゴスラビア王国     (4)     ユーゴスラビア社会主義連邦共和国     マケドニア共和国                                 セルビア         セルビア王国                 セルビア・モンテネグロ             コソボ     モンテネグロ公国     モンテネグロ王国                         モンテネグロ     |1860 |1880 |1900 |1920 |1940 |1960 |1980 |2000

※この「連邦共和国の成立」の解説は、「ユーゴスラビア」の解説の一部です。
「連邦共和国の成立」を含む「ユーゴスラビア」の記事については、「ユーゴスラビア」の概要を参照ください。

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