轟木拳闘ジム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:28 UTC 版)
「LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶」の記事における「轟木拳闘ジム」の解説
異人町で「辻殴り」と呼ばれる犯人による通り魔事件が頻発している。狙われるのは質の悪いチンピラばかりで、一方的に決闘を申し入れた上で完膚なきまでに叩きのめしている。天沢は、その「辻殴り」の正体が轟木拳闘ジムに通う誠稜高校2年生・押切拳也ではないかと疑う。 押切 拳也(おしきり けんや) 声 - 前田誠二 誠稜高校2年生。関西弁を話す少年で、校外のボクシングジム「轟木拳闘ジム」に通っている。因縁をつけられることが多く、異人町では名の知れた不良。元文化祭実行委員。 元空手部であり、黒帯の先輩を全員倒し学ぶことがなくなったため退部。天沢研人とは友好的で、先輩から助けたりマンツーマンで空手を教えたことがある。 ボクシング初心者にもかかわらず、当時ジム内で最強だった美樹本をあっさり倒してしまうほどの才能の持ち主で、会長である轟木からは「怪物」と称される。 轟木 豪(とどろき ごう) 声 - 間宮康弘 轟木拳闘ジム会長。竹刀片手に暴言で選手を怒鳴り散らして徹底的にしごき上げるタイプの指導者。元極道や前科者を会員として指導しており、前科のない堅気の入会は原則として認めない。 元東洋太平洋(アジア・オセアニア)ライト級王者という経歴があり、赤いジャージの下にはチャンピオンベルトと高齢ながら衰えない筋骨隆々の身体を隠している。 実は、鬼岳と同じく元々はかなり素行が悪かったが、ボクシングがきっかけで更生したとのこと。ボクシングのことは、会員を乱暴に指導しながらも、内心では楽しいスポーツだと認識している。 また、会員にジム外での堅気への暴力を厳しく禁じるなど、ジムの運営者としての良識も持ち合わせている。 八神に対してボクシングの指導をしてくれる人物でもあり、現金を支払えばスキルを伝授してもらえる。 鬼岳 嶽(おにたけ がく) 声 - 影山貴広 轟木拳闘ジム所属のミドル級8回戦のプロボクサー。東城会系の元極道で、組織では鉄砲玉を務めていたが、東城会の解散をきっかけにボクシングを始めた。 元極道という前科があって絶望していたが、自分のボクシングを見て観客が喜ぶところを見て、ボクシングの楽しさを知ったとのこと。 拳銃や短刀を用いていた鉄砲玉らしく荒々しい一面もあるが、八神に負かされた際には敗北を恥じずに相手を認めるという、広くおおらかな一面も見せた。 佐久馬 千弦(さくま ちづる) 声 - 清水秀 かつて轟木拳闘ジムに所属していたボクサーで、現在はオーストラリアを拠点に活動するクルーザー級東洋太平洋12位のランカー。リングネームは「ランサー千弦」。 轟木にとっては手塩に掛けて育成した一番弟子だったが、ジムを辞めてから裏切り者呼ばわりされている。 半年程前に、日本クルーザー級のタイトルマッチに挑戦した際に無惨に敗北した。そのことで轟木から酷く叱られ、引退届の紙を用意してまで書くようにせがまれた。 轟木のことは元々尊敬していたとのことだが、この敗北の際の叱責によって、流石に不快になってジムを辞めて海外に移ったという。 荒々しい轟木の元に所属していた凄腕のボクサーながら陽気な性格で、相手を観察して正しい発言ができる冷静さも併せ持つ。 美樹本にとっては先輩にして中々友好的な関係だったらしく、彼がボクシングを辞めた際は、チンピラみたいになってショックだったとのこと。 美樹本 尊(みきもと たける) 声 - 手塚ヒロミチ 轟木拳闘ジム所属のボクサー。高校時代に三冠を獲得してプロデビューし、無敗のままライト級日本1位まで上り詰めたことで天才とまで持てはやされた。 佐久馬によると、自身含めたボクサー達が苦難の練習を重ねてようやく身につけられるようなことでも、この美樹本はあっさりとできてしまう程の才能であったという。 しかしタイトルマッチ直前に押切拳也とスパーリングして敗北した。その圧倒的な強さに加えて轟木が口汚く罵倒して引退届を突きつけたことで心が折れてしまい、ジムに顔を出さなくなった。 その後、闇金の取り立てで生計を立て、かつての仲間であった鬼岳の借金返済のためにジムへ出入りするようになる。 押切 不動(おしきり ふどう) 声 - 小上裕通 元近江連合系押切組の二代目組長で、拳也の父親。暴力も殺人も何でもありの武闘派の組で、息子をその後継ぎにすべく、幼いころから拳也にあらゆる殺人術を仕込んだ。 また、覚えた殺人術を確かめるため、組員相手の殺し合いに近いタイマン勝負を何度も強制した。 拳也が中学生の頃に近江連合が解散したが、その時に拳也と母親が共に自分の元を逃亡。それを知ると怒り狂い、今も当時の組員を使って日本中で拳也を探し回っている。
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