輸送機・空中給油輸送機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:31 UTC 版)
「航空自衛隊の装備品一覧」の記事における「輸送機・空中給油輸送機」の解説
名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数(※は改修数)保有数注釈C-1 31機9機 C-46Dの後継として開発された川崎重工業製戦術輸送機。1971年導入。試作1号機(28-1001号機)は飛行試験機C-1FTBとして、量産21号機(78-1021号機)は電子戦訓練支援機EC-1に改造されている。随時C-2と随時交代・退役する。 C-130H ハーキュリーズ※ハーク 16機13機 1984年に導入された米ロッキード製戦術輸送機。全機が完成機輸入である。一部の機体はイラク派遣時に塗装の変更(画像下)、ミサイル警報装置、チャフ/フレア・ディスペンサー等の搭載改修を施された他、3機が空中給油機(KC-130H)としての改修を施されている。 C-2 ブルーホエール 調達予定数22機12機 現行のC-1の後継として海上自衛隊のP-1哨戒機と共同開発された川崎重工業製戦術輸送機。2016年6月に量産初号機が航空自衛隊に引き渡された。試作2号機(18-1202号機)は2018年度に次期機上電波測定装置を搭載したRC-2電波情報収集機に改修されている。 KC-130H ハーキュリーズ※KCハーク ※3機 C-130Hから改修された空中給油・輸送機。2010年導入。3機(85-1080、95-1081、95-1083号機)にブローブ・アンド・ドローグ方式空中給油用ポッドの増設、及び空中給油受油能力の付与の改修がなされている。 B-777-300ER 2機 B-747-400の後継機として2014年に選定された日本国政府専用機。2019年度導入。 KC-767 KC-767J(ボーイング社における名称) 4機 2008年に導入されたフライング・ブーム方式の空中給油・輸送機。開発母機はボーイング767-200ER。 KC-46A ペガサス 調達予定数6機1機 KC-767の改良型で、中期防衛力整備計画(26中期防)において調達が決定した空中給油・輸送機。2021年10月、KC-46A 1機が美保基地に到着した。※画像は米空軍KC-46A U-4 5機 米ガルフストリーム製多用途支援機。1997年導入。 退役 輸送機・空中給油輸送機 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数(※は改修数)注釈C-46D コマンドー(天馬)※空のデゴイチ 48機※内9機はA型から改修 1955年より導入された航空自衛隊初の輸送機。米カーチス・ライト製。36機が米国から供与された後、12機(A型9機、D型3機)を中華民国空軍より追加購入、全機がD型仕様に改修された。内5機が飛行点検機(画像上)に、1機が飛行試験機(C-46FTB、画像下)に、3機がECM訓練機(C-46 ECM)に改造された。1977年2月に全機退役。 YS-11C/PC YS-11C:7機YS-11PC:1機0機(※他用途に改造) 日本航空機製造製中型輸送機でC型が貨物輸送型、PC型が人員/貨物輸送型である。後に全機が他用途に改造される。 YS-11P 5機※内1機はYS-11Cから改造 人員輸送機。1965年導入。後に2機(52-1151、62-1154号機)が飛行点検機YS-11FCに改造される。2017年5月に全機退役。 B-747-400 2機 初代日本国政府専用機。1992年に総理府から移管される。2007年に大規模改装工事を完了している。運行及び整備を委託している日本航空が既に同型機を退役させた関係上、同機も2019年3月退役。
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