輸送機・空中給油機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 19:38 UTC 版)
1995年に王室用飛行班 (Queen's Flight) はBAe 125 CC.3を装備していた第32飛行隊に吸収され、VIP(要人)輸送を受けもつ第32王室飛行隊となった。第32王室飛行隊は現在はアグスタ A109マングスタ、BAe 146 CC.2などを運用し、ロンドンの西に位置するRAF ノーソルト (Northolt) 基地に駐留している。 RAF ブライズ・ノートン (Brize Norton) 基地では貨物、兵士とその装備を輸送する通常の輸送機だけでなく、空中給油機も運用されている。RAFはバディ式を採用しており、タンカー同士の空中給油も可能である。旧式化した空中給油機のトライスターとVC-10は、次期戦略給油機(英語版) 計画の元でボイジャーKC.2/KC.3と交代した。 輸送にはリネハム (Lyneham) 基地に駐留するC-130 ハーキュリーズが単機または数機で任務ごとに派遣されている。ハーキュリーズはK型に代わるC-130J スーパーハーキュリーズの装備が1998年に始まっているが、ボーイング社から長期リースでC-17 グローブマスター IIIの運用を開始した。運用中のグローブマスター IIIもリースの期限に併せて購入し、RAFはグローブマスター IIIの保有数を増やすことで戦略輸送力の強化を果たした。C-130K ハーキュリーズは、エアバス A400Mと交代されつつある。
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