警棒としてとは? わかりやすく解説

警棒として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 07:41 UTC 版)

トンファー」の記事における「警棒として」の解説

本来は右上写真のような角柱に近い形をしているが、伝播先のアメリカヨーロッパで武器として使い勝手良いため、角柱から円柱変えた「トンファーバトン」を警棒として採用しているという。警棒としてのトンファーSide Handle Baton取っ手警棒)とも呼ばれる逃げ相手の脚めがけてブーメラン要領投げ、脚に絡んで転んだところを取り押さえる警棒投げ”という技法教えられている。アメリカトンファー持ち込み広めたのは日本空手家である。アメリカ合衆国の警察教えられているものは、刃物などへの防御力優れた握り付き警棒としての意味合い強く握り一瞬緩めて回転させて打つ技法は、格闘技秀でた一部の者以外は省略されている場合が多い。暴動暴漢鎮圧無力化に用い攻守一体の装備としてトンファーバトンは、「打つ」「突く」「払う」「絡める」などの様々な用法習熟することにより、極めて合理的かつ有効な装備あるらしいトンファーにせよ他の武器にせよ、勤務中に携行する為に警察機関による訓練修了しなければならない例えニューヨーク市警察規則であるパトロールガイド(Patrol Guide)の「204-09 16 "Baton (Side Handle)"」では、制式警棒トンファー型のモナドノックPR-24 STS定めた上で警察学校訓練修了した制服警察官のみが携行できること定められている。また同規定では次の事柄定められているという。 1988年12月以降雇用され警察官はPR-24 STSのみを携行できる 1988年12月までに雇用され且つトンファー訓練受けていない警察官は、長さ2426インチ直径1.5インチ以内直線警棒携行認められる 直線警棒材質ニセアカシアヒッコリーアメリカトネリコ紫檀とする 直線警棒携行資格者であっても警察学校トンファー訓練受けたものはトンファー携行しなければならない 警官法執行機関職員用の携帯装備として依然多く機関採用されてはいる。しかし近年秘匿性携帯性の優れた伸縮式の警棒などに切り替わる傾向にあるという。理由一つは、いかにも武器然とした外観人々威圧感与えること。もう一つ理由は、ロス暴動きっかけになったロドニー・キング事件」など多数警官による市民対す集団暴行、つまりはアメリカ版特別公務員暴行陵虐事件頻発などにより、警察官威力の高い鈍器携行使用することに対して市民不信感強まったことである。これらの影響トンファーに留まらない。ロサンゼルス市警察などでは2007年以降夜間のパトロールの際に必要な懐中電灯を、全長20センチ程の超高輝度携帯用照明器具更新していった。理由は、それ以前使用されていた「ストリームライト」や「マグライト」は威力の高い鈍器として使用することが可能であり、トンファー対するのと同じく不信感があったことから。現在のライト鈍器として使用することには適さないが、強烈な発光によって大きな眩惑効果もたらし暴漢などの対象者短時間ながらも無力化することが可能となっている。 トンファー呼ばれる武具のうち、武道用いられるものの材質赤樫などの高密度・高硬度木材主だが、警棒採用されている物には特殊合金ポリカーボネートなどの耐衝撃優れた合成樹脂使用される事が多い。 トンファー警棒 オクトーバーフェスト会場暴れた酔客拘束したドイツ・バイエルン州警察官。トンファー携帯している。 同じくドイツ・ハンブルク州警察官。トンファー携帯し容疑者拘束している。 事件現場周辺群衆整理警戒に当たる、ロサンゼルス市警察警察官。手にトンファー警棒構えている 鈍器から身を守るトンファー操作術。

※この「警棒として」の解説は、「トンファー」の解説の一部です。
「警棒として」を含む「トンファー」の記事については、「トンファー」の概要を参照ください。

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