警杖術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 14:37 UTC 版)
1927年(昭和2年)、警視庁の弥生祭奉納武術大会において福岡県から参加した清水隆次の神道夢想流杖術演武が好評を博し、清水は警視庁の杖術教師となった。清水は特別警備隊(後の機動隊)の警杖術訓練を指導した。この警杖術は群衆整理を主目的とするものであったが、場合によっては制圧用としても活用できるように訓練された。暴動等の鎮圧用途の他にも、交通の指導取締りや、藪や茂みを掻き分ける捜索道具としても使用され、警杖を二本並べて毛布を巻けば応急用の担架として活用できるものである。 現在も日本の警察官は警察学校や警察署内の道場などで警杖術の訓練を受ける。警棒の敬礼のような敬礼動作は定められていないが、杖道と同じように提げ杖の姿勢で相互の礼を行う。
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