逮捕術の制定とは? わかりやすく解説

逮捕術の制定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 08:00 UTC 版)

逮捕術」の記事における「逮捕術の制定」の解説

警察大学校教授務めた柔道家工藤一三によれば逮捕術基本構想生まれたのは昭和22年1947年)であるという。当時各県警察逮捕術研究していたが、一地方では普遍的な技術制定難しく全国的な規模の下に総合的に研究する必要があった。警察庁柔道永岡秀一剣道斎村五郎杖術清水隆次神道楊心流柔術空手大塚博紀ボクシングピストン堀口らを制定委員任じ、彼らの技術組み合わせ逮捕術創案した。 その後昭和32年1957年)に体さばき打ち突き、けり、逆、投げの「基本わざ」を効率的に学ぶ方向改正加えられたものの、現場警察官には人気がなかったため警察大学校術科教養部によってさらなる研究が行われ、徒手術技日本拳法を、警棒術技剣道を、警杖術技は神道夢想流杖術基礎として昭和42年1967年)に現在の逮捕術制定され翌年には基本テキストである『逮捕術教範』が完成した昭和53年1978年4月現在、警察内部技能検定有級者は95パーセントにのぼり、逮捕術活用して逮捕成功した例も一万件に達している。

※この「逮捕術の制定」の解説は、「逮捕術」の解説の一部です。
「逮捕術の制定」を含む「逮捕術」の記事については、「逮捕術」の概要を参照ください。

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