評価と格付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:45 UTC 版)
星印による評価(=料理そのもの(皿の上のもの)の評価) 一部マスコミ報道では「☆」(五芒星)のような記号が星印として引用されることがあるが、実際は雪の結晶のような(アスタリスク)状の記号が星印として用いられている。 星の数は次のような意味を持つ。 (1つ星) - その分野で特に美味しい料理 (2つ星) - きわめて美味であり遠回りをしてでも訪れる価値がある料理 (3つ星) - それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理 ミシュランガイドでは、星印がつかなくとも掲載されていること自体で一定の評価を得ていることを意味する。フランス2010年版では、掲載された3,453軒以上のレストランのうち26軒が3つ星を得ている。通常、全掲載レストランの1、2割程度が星つきであるが、日本の東京・横浜・鎌倉版、京都・大阪・神戸版は星つきレストランのみ掲載されている。一方、東京の気軽に楽しめるフランス料理店を紹介した『ミシュランガイド ボンヌ・プティット・ターブル・東京』では星なしのレストランも掲載され、これにともない日本版に初めてビブグルマンが登場することとなった。 フォークとスプーン印による評価(=快適さとサービスによる評価)2020年版から廃止 スプーンとフォークでX字形に組み合わせた印を5段階で用いることによって評価を現している。ホテルの項目ではファサードをマーク化したものが用いられる。 ビブグルマン(仏:Bib Gourmand、コストパフォーマンスによる評価) ビブとはミシュラン社のキャラクターである「ムッシュ・ビバンダム」のことである。レストランには1997年、ホテルには2003年から用いられるようになった比較的新しい基準で、それらのコストパフォーマンスを現している。レストランの場合パリ郊外では29ユーロ未満、パリでは35ユーロ未満、アメリカ合衆国では40米ドル未満でコース2皿とワインまたはデザートの提供、ボンヌ・プティット・ターブル・東京版では、5,500円以下でのコースやアラカルトの提供が条件となる。ニューヨークシティー2011年版のように星のついていない店に与えられる場合がほとんどであるが、ビブグルマンを得ることは必ずしも星を得ないことを意味しないとされている。 ガイド編集側は実際のガイド利用者は星つきレストランだけでなくガイド全体のセレクションに興味を持ち購読していると考えている。このためしばしばビブグルマン選定レストランが星つきレストランの発表前に公表される。 ミシュランプレート ミシュランの基準を満たした料理、適正な食材で作られている。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ミシュランの基準の具体的表記は、一切なし。公表していない。いわゆる、かつての無印店である[要出典]。 その他 平均予想金額($$$など)に加えコインマーク(アメリカ版では25ドル以下、日本版におけるコインマークは「5,000円以下で楽しめる店」となっている)の金額別カテゴリもある。Small platesのカテゴリや、ワイン、酒、カクテルの興味深い品揃えを持つ店には、それぞれブドウの房、徳利と猪口、カクテル・グラスマークが付与される。
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