ビブグルマン
グルメ情報のガイドブックとして知られる「ミシュランガイド」に導入された評価指標。従来の星(三つ星、二つ星、一つ星)の評価からは外れるものの、安くてオススメできる店舗に与えられる印である。
ビブグルマン(Bib Gourmand)の「Gourmand」はフランス語で欲張り・食いしん坊といった意味、Bibはミシュランのマスコットキャラクターであるビバンダム(Bibendum)の愛称に由来するという。ビブグルマン印の店舗には、ビバンダムの顔をあしらったマークが付けられる。
ミシュランガイドでは、レストランの評価を星の数によって格付けしている。その位置づけは下記のようである。
・三つ星:そのために旅行する価値がある卓越した料理
・二つ星:遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
・一つ星:そのカテゴリーで特に美味しい料理
これに対してビブグルマンは次のように案内されている。
・5,000円以下(サービス料、席料含む)で食事ができる、おすすめレストラン
すなわち、ビブグルマンはミシュランガイドにおける「安くてコスパのよいオススメの店」といった位置づけといえる。
首都圏を対象とする「ミシュランガイド東京」では、2015年版でビブグルマンが初めて登場している。
関連サイト:
「ミシュランガイド東京2015」 - 日本ミシュランタイヤ 2014年12月2日
ビブグルマン(仏:Bib Gourmand、コストパフォーマンスによる評価)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:45 UTC 版)
「ミシュランガイド」の記事における「ビブグルマン(仏:Bib Gourmand、コストパフォーマンスによる評価)」の解説
ビブとはミシュラン社のキャラクターである「ムッシュ・ビバンダム」のことである。レストランには1997年、ホテルには2003年から用いられるようになった比較的新しい基準で、それらのコストパフォーマンスを現している。レストランの場合パリ郊外では29ユーロ未満、パリでは35ユーロ未満、アメリカ合衆国では40米ドル未満でコース2皿とワインまたはデザートの提供、ボンヌ・プティット・ターブル・東京版では、5,500円以下でのコースやアラカルトの提供が条件となる。ニューヨークシティー2011年版のように星のついていない店に与えられる場合がほとんどであるが、ビブグルマンを得ることは必ずしも星を得ないことを意味しないとされている。
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