装甲機ゴウラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 21:37 UTC 版)
「仮面ライダークウガ (キャラクター)」の記事における「装甲機ゴウラム」の解説
EPISODE15から登場。古代人が古代戦士クウガの支援用に超古代の科学力で開発した、簡易的な人工知能による意思を持つ馬の鎧。超古代において「神の使い」とされていた甲虫を象った姿をしている。霊石アマダムを心臓部に内蔵し、クウガの求めに応じて飛来する。最高時速500km/hで飛行可能で、単体でもクウガが脚に掴まった状態で飛行でき、トライチェイサーやビートチェイサーに融合合体して強化する(その際、ゴウラムの力で融合合体しやすいように特殊金属の構造配列を変化させる)。九郎ヶ岳北遺跡から破片の状態で出土され、自身を運んでいた小林運輸の輸送トラックの運搬用コンテナや山梨県甲府市小渕沢町のスクラップ工場の赤いスクラップ車両のドア、東京都あきる野市のマンション屋上の給水塔と周囲にある様々な金属を取り込み完全体として再生した。「来たれ、甲虫をかたどりし馬の鎧となるしもべよ」という古代文字が刻まれている。トライゴウラムアタック後は体組織を構成する鉄が一気にエネルギーとして放出され、エネルギーが無くなると無数の石の破片に戻ってしまい活動を停止するが、雄介が触れるとエネルギーがチャージされて組織全体が活性化する(ビートチェイサー2000のタンクはその配慮)。普段は科警研で保管され、時折リント語を発している。 クウガが憎しみの心でアルティメットフォームとなって理性を失って暴走すると、ゴウラムの力が悪用されないようゴウラムがそれを感じて自動的に砂となって崩れ落ちるようアマダムにその警告システムが組み込まれている。雄介が憎しみの心を抱かずにアルティメットフォームに変身したので、グロンギ壊滅後にそのままの形で残っている。 ゴウラムが話すリント語はオダギリジョーが吹替えを担当している。 トライゴウラム ベース車種:ヤマハ・V-MAX トライチェイサー2000とゴウラムが融合合体した鉄の馬とも呼ばれる装甲二輪車。融合合体時に素体となるトライチェイサーも金属部分やバイクの排気量、ゴムやプラスチックの部分が変形し、分離時には元に戻る。しかし、EPISODE15で初めてこの形態になった際は、ゴウラムが復活直後ということもあり、突然停止してしまい、メ・ギャリド・ギの運転するトラックのバックで押し潰されるが、馬の鎧の名に相応しく無傷だった。必殺技は最高時速400km/hもの全速力で敵に体当たりを放ち、ツノ先に封印エネルギーを集中させ、敵に体当たりを繰り出すトライゴウラムアタック。 ベース車種はビートゴウラム・ライジングビートゴウラムとも同様。企画当初はトライゴウラム自体が超古代のメカとして提案され、トライゴウラムからゴウラムが分離するという物だったが、超古代にバイクはおかしいという文芸担当からの意見によってトライチェイサーとゴウラムが別々に登場することとなった。デザイナーの野中はトライアル用のバイクがベースであったことから、デザイン的な制約があったと語っている。 ビートゴウラム ビートチェイサー2000とゴウラムが融合合体した戦闘用マシン。ビートチェイサー2000自体がゴウラムとの融合合体を前提として開発されているため、トライゴウラムの約1.5倍の性能を有しており、融合合体にかかる時間も短縮されている。弱らせた怪人を人気のない場所に運ぶために使われることが多い。最高速度は570km/h。ライジングビートゴウラム ビートゴウラム本体がライジングエネルギーの影響で強化変形した強化形態。フロントカウルに封印エネルギー増強用、ゴウラムの後ろ足に当たる部分に加速用の金色の強化装甲が生成されている。ライジングパワーを使用しているため、活動時間は30秒となり、最高速度は700km/h。 必殺技はライジングフォームの力を加え、威力が強化された体当たりを放ち、ライジングパワーを放出した大顎から封印エネルギーを流し込むライジングビートゴウラムアタック(劇中では雄介が金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタックと呼称)。この形態になった後、科警研に帰還したゴウラムはアルティメットフォームの禁忌の力に近いライジングパワーを受けたためか、くすんだ色になった。 仮面ライダー図鑑ではライジングパワーの放出時に伴う強力な高電圧によって合体を前提したビートチェイサーであってもしばしば故障してしまう可能性が示唆されている[要文献特定詳細情報]。
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