血球の起原とは? わかりやすく解説

血球の起原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 06:06 UTC 版)

森下自然医学」の記事における「血球の起原」の解説

昭和35(1960)年11月開催された、創立70周年記念・第152東京歯科大学学会総会での特別講演赤血球はなにをしているのであるか?」の発表に向け、森下上記3つの基礎理論根拠となった研究論文総括し新学説の概要として「血球の起原」に纏め総会直前9月出版した。 ここには、すでに10年ほど前から提唱している新し血液理論森下理論)を裏付ける研究内容と、実験観察における顕微鏡写真映画撮影を含む)を掲載している。 それらの研究過程において、生命最小単位についても新たな発見記している。 昭和35 - 61960 - 1961)年、森下生理学教室において「血管無菌血液」の終末変化研究した。つまり、血液無菌的条件のもとで試験管中に放置しておけば、最後どのように変わるのかを追求するのが目的である。 完全に滅菌無菌処理した特殊な試験管無菌血液入れ滅菌空気酸素注入しつつ1 - 2ヶ月培養して大学の研究員をつかい詳細に探索した結論として、無菌的血液ありながら、実は赤血球中に点状のバクテリア様の微小体が発生し、これが血漿の中でだんだん発育して球菌になり、かつ、桿菌にまで発展をするという事実を認めている(PLATE Ⅷ:血球の起原p100)。 森下はこれを「生理的ビールス」と呼んだ実験的に細胞のある一部分切り離し、そのちぎれた部分だけを上手く培養していくと、かなり長期生命保ち続ける。そうした実験からも、細胞生命最小単位とすることに疑問呈している。 ただし、後世で「生理的ビールス」よりもさらに小さな生命単位発見される可能性もあることから、本研究結論は「細胞は、さらに小さな単位からできている」とした。 生命最小単位こうした顆粒にあると理解すればバクテリア赤血球可逆的な関係、および赤血球白血球細胞との相互間にも、すべて可逆的な関係があることを説明けられる生命とは、現代医学考えるよりも遥かに混とんとしてダイナミックなのである。この考えは、自然界での調和重視した東洋医学に近い。 <PLATE V:血球の起原p100> 生理食塩水加えたヒキガエル血液凝固開始時。赤血球細胞質は、放射状結晶をみせる。中央部隆起は、赤血球である。 上記1の条件下における血液凝固完了赤血球細胞質樹枝状結晶が、ちょうどフィブリンのように赤血球絡めている。このような現象は、血液凝固主役演ずる要因が、赤血球とくにその細胞質であることを物語っている。 無菌的条件下で放置されヒキガエル赤血球2 - 3日経過すると、赤血球細胞質内に小さな液胞多数発生し、その小液胞個々球菌様の微小体が現れてくる。 この球菌(様微小体)の発生は、細胞質全域に及び、赤血球崩壊をみるに至る。また、いくつかの球菌連結して桿菌化する現象みられる無菌的条件下で数日ないし1週間経過した後の赤血球赤血球細胞質球菌次いで桿菌変化していくため赤血球細胞質間隙だらけになる。なお、粒子化傾向をみせる。 先の5からさらに数日経過した場合赤血球細胞質は完全に桿菌化しのみとなる。そのもまた桿菌化しはじめ、やがて赤血球形態は完全に消失してしまうことになる。

※この「血球の起原」の解説は、「森下自然医学」の解説の一部です。
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