著作と評価
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「フォレスト・ギャンダー」の記事における「著作と評価」の解説
代表的な詩集にScience & Steepleflower (1998), Torn Awake (2001), Eye Against Eye (2005)等があり、2011年出版のCore Samples from the Worldは2012年ピューリッツァー賞 詩部門および2011年全米批評家協会賞のファイナリストに選ばれた。ピューリッツァー賞での評は「世界における異文化間の緊張関係を検討し、人間の経験の本質を深く追求した魅力的な作品」。2018年に発表されたBe WithはWashington Post Book Worldにおいて「複雑な読書体験が強烈な美によって仕切られる("A complex reading experience punctuated by intense beauty.")」(Ref: Be With裏表紙)と評され、全米図書賞候補及びピューリッツァー賞 詩部門受賞作となる。 ギャンダーの詩はイタリア語、中国語、ドイツ語、日本語、スペイン語、トルコ語、オランダ語等に翻訳されている。詩人のロバート・ハースは、ギャンダー作品における風景や生態系への言及に注目しつつ、「南部の稀有な詩人で、休みなく実験を続ける作家だ」と述べている。(Ref: Hass, Robert (May 2, 1999). "Book World". The Washington Post.)小説は2008年にAs a Friendを上梓し、ブルガリア語、フランス語、スペイン語、トルコ語、ドイツ語に翻訳されている。2014年には、メキシコへ向かったアンブローズ・ビアスの足跡を辿って旅する夫婦を描いたThe Traceを発表。どちらの作品も美しく詩的な散文が高く評価されている。(Ref: As a Friend, The Trace裏表紙)
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著作と評価
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「ヴェンセスラウ・デ・モラエス」の記事における「著作と評価」の解説
著書に『おヨネとコハル』『日本精神』『ポルトガルの友へ』『徳島日記』がある。ポルトガル語で著述したこともあり、生前には日本ではほとんど注目されることがなかったが、モラエス没後に日本語訳がなされた。昭和初期の時代の風潮もあり、日本賛美として取り上げられるようになった。 モラエス自身を取り上げた小説に新田次郎の『孤愁 サウダーデ』(未完絶筆)がある。本作のポルトガルへの取材旅行の際、新田は詳細なメモ、スケッチ、俳句などを残しており、それらを元に次男藤原正彦(数学者・エッセイスト)が単身、レンタカーを駆って追体験、それぞれの「サウダーデ」を問う旅を行い、回想『父の旅 私の旅』を出版した。正彦は後年、父の未完小説を引き継ぐ形で書き継ぎ出版した。 池内紀も、モラエスのことを“ヘンなガイジン第一号。とともに「第二の人生」の手本を示したぐあいである”と『モラエスの絵葉書書簡』の書評の中で書いている。 徳島市のモラエスの旧宅の一部は、眉山山上の博物館施設「モラエス館」の内部に移築されて保存・活用されている。壮年期を過ごした神戸の文学館では、モラエスに関する資料が展示されるなど後世に伝えるべき文筆家として高く評価されている。以前、旧宅のあった徳島市伊賀町一帯にはモラエスの名を冠した「モラエス通り」と名付けられた通りがある。
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