艦隊規則等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 23:55 UTC 版)
一般命令第1条(艦隊の誓い) ワープドライブ(超光速推進)技術が未発明の文明に対しては、正常な文明の発展を妨げるいかなる干渉をもしてはならない。 自衛目的以外で武力行使をしてはならない。 他文明への内政干渉・入植をしてはならない。 一般命令第7条 タロス4号星への接近・上陸の禁止。(TOS16話「タロス星の幻怪人」) 同第?条 永遠の守護者(時の門)への接近・上陸の禁止。 アルジェロン条約 惑星連邦艦は遮蔽装置の研究、搭載を禁止。(TNG164話「難破船ペガサスの謎」等) 第2キトマー条約 亜空間兵器を研究、使用してはならない。(劇場版スタートレック第9作「叛乱」) セラロン放射線の研究禁止 オメガ指令 オメガ分子を発見した場合、他のあらゆる任務より優先させそれを破壊しなければならない。(VOY89話「戦慄! オメガ指令」) オメガ分子は分子ひとつで恒星1つ分ほどのパワーを持つ、非常に強力なエネルギー源である。しかし非常に不安定で、安定するのは数兆分の1ナノ秒程度であり、その後大爆発を起こす。そしてその爆発は、爆心地から数光年に渡ってその宙域の亜空間(sub-space)を壊してしまう。亜空間の破壊によって、同じく亜空間のフィールド(ワープフィールド)を人工的に発生させることで成立する超光速推進技術「ワープドライブ」は使用不可能となり、実際に事故が起きた惑星連邦内のランタール・セクターでは100年以上ワープドライブが使用不可能になっている。 オメガ分子は、存在自体が艦長クラス以上の者のみが知ることが許される機密事項である。各宇宙艦の艦長は、自分の艦のセンサーがこの分子を感知次第、事態を艦隊司令部に報告し、オメガ分子を抹消しなければならない義務がある。これは「オメガ指令」と呼ばれ、内政干渉を厳格に禁じた「艦隊の誓い」よりも優先される。 ヘカラス条約 緊急時を除き、宇宙艦の航行速度の上限はワープ5(光速の214倍)とする。(TNG161話「危険なワープエネルギー」) 『新スタートレック』161話において、ワープドライブの際に宇宙艦が人工的に発生させる強力な亜空間フィールド(ワープフィールド)が時空連続体に徐々にダメージを与え、最終的に宇宙空間が突然大爆発を起こす亜空間断裂が発生してしまうことが判明する。そのため非常事態以外ではワープ速度の上限はワープ5(光速の214倍)に制限される。数年後にはこの問題をクリアしたイントレピッド級宇宙艦の可変静翼ワープナセル等の、新しいワープドライブ技術が実用化され、これらの基準を満たした新型宇宙艦にはヘカラス条約は適用されない。 その他 異星人と親密な接触をする際には、艦長の許可を得た上で、船医から医学的検査を受けなければならない。(VOY160話「預言の子」等) 原則的には、上陸任務は副長が指揮を執り、艦長は艦に待機しなければならない。(TNG126話「タイム・スリップ・エイリアン 前編」等) シャトル任務には2人以上であたらなければならない。(VOY83話「宇宙の闇に棲む狩人」等) 艦長は保安士官の護衛なしに敵と相対してはならない。(VOY146話「聖域ユニマトリックス・ゼロ 前編」) 艦が破滅の危機に瀕した場合、艦長はクルーを守るため、いかなる正当な手段をも用いる権限がある。(VOY120話「異空生命体を呼ぶ者達 前編」) 2隻以上の艦が関わる戦闘において、指揮権は戦術的に優位な艦にあるものとする。(VOY120話「異空生命体を呼ぶ者達 前編」) 医療主任は艦長が肉体的・精神的に正常な指揮能力を失った場合、指揮権を剥奪することができる。(TOS35話「宇宙の巨大怪獣」等) 他文明の星に上陸した艦隊士官は、その文明が定めた法律に従う。(VOY78話「心の罪を裁く星」等)
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