線溶とは? わかりやすく解説

せん‐よう【線溶】

読み方:せんよう

《「繊維素溶解」の略》血液凝固関わる線維素フィブリン)がプラスミンという酵素作用加水分解されること。


線溶 ( fibronolysis )

固体である線維素フィブリン)が、線維素分解酵素であるプラスミン作用受けて液体の状態に溶けること。血栓によって一度閉鎖されていた血管が再び開通したり、月経血が凝固性失って出血するのは、この現象のためです。

凝固・線溶系

(線溶 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 02:41 UTC 版)

凝固系(血液凝固因子)とは出血を止めるために生体が血液を凝固させる一連の分子の作用系であり、そうして固まった血栓を溶かして分解するのが線溶系(線維素溶解系)である。多くの病態においてこの二つは密接に関係しているため、本稿では二つをまとめて述べる。


  1. ^ ノイアート静注用 添付文書 2023年4月改訂第1版, 日本血液製剤機構
  2. ^ アンスロビンP注射用 添付文書 2022年4月改訂第25版, KMバイオロジクス/CSLベーリング
  3. ^ アスピリン「バイエル」 添付文書 2017年5月改訂第6版, バイエル薬品
  4. ^ ワーファリン錠 添付文書 2019年7月改訂第1版, エーザイ
  5. ^ リクシアナOD錠 添付文書 2022年10月改訂第4版, 第一三共


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