せん‐げん【線源】
読み方:せんげん
⇒放射線源
放射線源
(線源 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 05:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動放射線源(ほうしゃせんげん、radiation source)とは放射線を照射するための放射線発生装置である[1]。単に線源(せんげん、source)ともいう[1]。
放射線を発生させるには放射性物質は必ずしも必要でなく、放射性物質そのものから出る放射線を利用するものと、原子炉や加速器[1]、宇宙線[2]を用いるものがある。
放射性物質から出る放射線はエネルギーは放射性物質の種類によってエネルギーや放射線の種類も一定であるが原子炉などを用いることによって放射性物質からは出ないような放射線やより強力な放射線を利用することができる。例えばレントゲンなどで用いるX線は放射性物質ではなく制動放射によって作り出され、中性子も原子炉から出るものがよく利用される。
また放射性物質起源の線源は密封線源と非密封線源の二種類があり取り扱い方法などが異なる。
参考文献
- ^ a b c 小田稔ほか編、『理化学英和辞典』、研究社、1998年、項目「radiation source」より。ISBN 978-4-7674-3456-8
- ^ 加藤貞幸、『放射線物理学』、培風館、〈新物理学シリーズ26〉、1994年、1頁。 ISBN 4-563-02426-0 C3342
関連項目
外部リンク
- 放射線源 理科ねっとわーく(一般公開版) - 文部科学省 国立教育政策研究所
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線源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 03:01 UTC 版)
光学顕微鏡の光源にあたるSEMの電子線源(電子銃)には幾つか方式がある。以前はタングステンヘアピンや六ホウ化ランタン(LaB6)の熱電子銃を備えたものが多かったが、現在は電界放射型(field emission、FE)のものも普及してきている。これは陰極(冷陰極)に高電圧を印加し、直下の第一陽極によって電子線を加速、続く第二陽極以降で電子線束を制御するものである。FEは熱電子銃と比較して解像度が高く高倍率での観察が可能であり、フィラメント(プローブ)の寿命が長いという利点がある。一方、低倍率観察においては、大電流が得られる熱電子銃の像質がFEを上回ることもある。FEを用いたSEMはFE-SEMなどと呼ばれる。
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