線源の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 01:39 UTC 版)
移転のため廃院となった放射線治療施設に放置されていた治療装置(照射装置)が盗み出されたものである。 この施設は1971年に認可を受け、医師の団体によって運営されていたが、1985年に所有権が移転し、60Co(コバルト60)を使用した照射装置も別の場所に移転した。しかし137Csを使用した照射装置は所有権を巡って地元自治体とトラブルになっており、壁が崩壊された建物とともに放置されていた。 線源は直径36.3mm×高さ47.5mmの円柱形で、さらに大型の遮蔽装置の中に入れられており、ダイヤルキーのように遮蔽物の窓に面した時のみ照射が行われるようになっている。封入された137Csは93gであり、製造当初の放射能は74TBq、事故当時では推定50.9TBqであった。
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