第48期 棋王戦 コナミグループ杯 開催期間
2022年1月6日 - 2023年3月19日五番勝負 :2023年0 2月0 5日 - 2023年0 3月19日
挑決T:2022年0 6月0 2日 - 2022年12月27日
予選:2022年0 1月0 6日 - 2022年0 6月0 9日
第47期棋王
渡辺明 (10期目/連続10期) 挑戦者
藤井聡太 第48期棋王
藤井聡太 (初) 挑戦者決定トーナメント0 ベスト4
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第48期棋王戦 (だい48ききおうせん、スポンサー名義で「第48期棋王戦コナミグループ 杯」)は、2022年度 (2022年1月6日[1] - 2023年3月19日[2] )の棋王戦 である。今期からコナミホールディングス(当時の社名) が特別協賛となったことで、今期は棋戦表記が「棋王戦コナミグループ杯 」となる[3] 。
予選では、里見香奈女流四冠が女流棋士として初の本戦(決勝トーナメント)進出を果たした(2回戦に登場し敗退)。
挑戦者決定二番勝負には勝者組から佐藤天彦九段、敗者組から藤井聡太 竜王が進出し、2勝した藤井竜王が挑戦権を獲得。
挑戦者の藤井竜王(合わせて五冠)が、過去10連覇中の渡辺明 棋王に挑む五番勝負は、3勝1敗で渡辺棋王を下した藤井五冠が棋王のタイトルを獲得した。藤井五冠は将棋界27年ぶりの六冠達成となった。
第48期棋王就位式は2023年5月24日に挙行[4] 。
五番勝負
日程:2023年2月5日 - 2023年3月19日
※第1局では手番の先後を振り駒 で決定。第5局は実施されず。 ※五番勝負の日程に関する出典:棋王戦コナミグループ杯中継plus : 五番勝負日程 (shogi.or.jp) (2022年12月27日、2023年2月5日時点でのアーカイブ)
五番勝負では、藤井聡太竜王が3勝1敗の成績で棋王のタイトルを奪取し、羽生善治 以来史上2人目、最年少でのタイトル六冠(竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖)を達成 [8] 。
20歳8か月で六冠を達成し、六冠最年少記録を更新 した[8] [注 1] 。タイトル六冠は27年ぶり史上2人目 (七冠を達成した羽生善治が棋聖を失冠してから竜王を失冠するまでの間=1996年=以来)の在位となる。
挑戦者決定トーナメント
日程:2022年6月2日 - 2022年12月27日
準決勝~挑戦者決定二番勝負
日程:2022年11月3日 - 2022年12月27日
ベスト4以上は2敗失格システム(敗者は復活戦へ)。
挑戦者決定戦は変則2番勝負
0 挑戦権獲得のためには
勝者組の優勝者は2局のうち1勝 が条件(第2局は敗者復活に相当) 。
敗者復活戦の優勝者は2連勝 が条件。
(下線 の側が先手 / ○ :先手 勝ち / ○:後手勝ち / ● :先手 負け / ●:後手負け)
挑戦者決定トーナメント 準決勝
挑戦者決定トーナメント 決勝
挑戦者決定 二番勝負 (勝者組優勝者 対 敗者組優勝者)
QF 1
佐藤天彦 九段
○
.11/03
佐藤天彦 九段
○
QF 2
藤井聡太 竜王
●
A
11/17
佐藤天彦 九段
●
●
QF 3
羽生善治 九段
○
.11/05
羽生善治 九段
●
C
(1勝で挑戦権)
[1]
[2]
QF 4
伊藤匠 五段
●
B
[1]12/19 [2]12/27
敗者復活戦 1回戦
敗者復活戦 決勝
A
藤井聡太 竜王
○
藤井聡太 竜王
○
(2連勝で挑戦権)
[1]
[2]
B
伊藤匠 五段
●
12/08
0 藤井聡太 竜王 0
○
○
C
羽生善治 九段
羽生善治 九段
●
挑戦者 / 棋王戦五番勝負 進出
1回戦~4回戦
日程:2022年6月2日 - 2022年10月17日
シード棋士(23名)
☆前期 ベスト4以上(3回戦から参加)
永瀬拓矢王座、佐藤康光 九段、郷田真隆 九段、豊島将之 九段
★タイトル保持者(1名 / 2回戦から参加)
藤井聡太 竜王
A:第80期順位戦 A級(7名 / 2回戦から参加)
B1 :第80期順位戦 B級1組(11名 / うち5名は2回戦から参加)
※予選通過者(8名)は2回戦から参加。
予選
日程:2022年1月6日 - 2022年6月9日
挑戦者決定トーナメント 進出:8名
予選参加者 : 計148名
棋士(第80期順位戦 B級2組以下在籍者) :146名
女流名人位保持者 : 里見香奈 女流五冠
アマチュア名人 : 横山大樹 アマ
予選1組
予選2組
予選3組
2回戦
3回戦
準決勝
予選3組 決勝
中村修
九段
○
中村修
●
3A
青野照市
九段
●
0
髙野智
○
髙野智史
六段
○
髙野智
○
挑戦者決定トーナメント進出
及川拓馬
七段
●
0
0 髙野智史 六段 0
○
杉本和陽
五段
○
杉本和
●
井出隼平
五段
●
0
八代
●
八代弥
七段
○
八代
○
髙﨑一生
七段
●
(6/09)
髙見泰地
七段
○
髙見
○
田中悠一
五段
●
0
髙見
○
本田奎
五段
○
本田
●
島朗
九段
●
0
髙見泰地 七段
●
大平武洋
六段
○
大平
●
門倉啓太
五段
●
0
戸辺
●
3B
富岡英作
八段
●
戸辺
○
戸辺誠
七段
○
予選4組
予選5組
1回戦
横山大樹
アマ
○
5A
(1/09)
渡辺正和
五段
●
川上猛
七段
○
5B
(1/12)
塚田泰明
九段
●
泉正樹
八段
●
(1/12)
塚田泰明
九段
○
5C
予選6組
予選7組
予選8組
※ 里見の挑戦者決定トーナメント進出(タイトル棋戦の本戦への進出)は、女性として史上初[12] 。
脚注
注釈
^ 1994年に羽生善治が六冠を達成したのは24歳2か月の時であったため、3年6か月の年少記録更新となった[8] 。記録更新は29年ぶり。
^ 里見香奈女流四冠は2022年8月3日付でタイトル清麗を獲得し女流五冠(清麗,女流王座,女流王位,女流王将,倉敷藤花)。
^ 伊藤匠四段は2022年3月10日付で五段に昇段。
^ 渡辺和史四段は2022年3月10日付で五段に昇段。
^ 佐々木大地五段は2022年4月28日付で七段に昇段。
^ 佐々木大地五段は2022年2月16日付で六段に昇段。
^ 出口若武五段は2022年4月2日付で六段に昇段。
^ 里見香奈女流五冠は2022年2月24日付で女流名人位を失冠し、3回戦以降は女流四冠(女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)。
出典
外部リンク