第1シリーズでの指令集合の合図や斬罪
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「大江戸捜査網」の記事における「第1シリーズでの指令集合の合図や斬罪」の解説
第1シリーズでは、小弥太と十蔵への勘解由からの指令を、小波から普通の仕種で渡され、「〇〇〇を探索せよ。『例によって探索行動は密成るを以て、速やかに行うべし。此の文は直ちに処分隠滅の事。』」等、本来はアメリカ合衆国(米国)のドラマ『アンタッチャブル』のコンセプトの筈であるが、同じくアメリカ合衆国(米国)ドラマの『スパイ大作戦』の様な手紙を、小波から受け取ったり、燈籠の中から取り出したりすると、勘解由からの指令の文章『……~を探索の事。例によって、探索・行動は密成るを以て,速やかに行うべし。尚公的には一切関知しない。成功を祈る。此の文は直ちに処分隠滅の事。』となっていたりし、読み終わると破いたり、燃やしたり、水で溶かしたりして、隠滅していた。その後探索で小弥太、十蔵が犯罪組織へ入り込みに成功すると、勘解由へは小波に連絡をさせて、捜査で潜り込んだその侭の服装で、犯罪が行われている最中のその現場にて「到々此の目で見たぜ」や、「遂に証拠を掴んだぜ」等と云い、「何処の下郎だ」等ときかれても、その侭の遊び人姿や浪人姿の侭で名乗らず正体を明かえさず「さぁ何処の誰かな」等と云い斬罪成敗をしたり、時には、その探索時のみすぼらしい出で立ちから、逆に守っている方より、犯罪組織の一員と間違えられ「曲者だ!者共!出合え!」と叫ばれ、下手人達と共に捕われそうになったりして、やっと犯罪組織が仕掛けた危険物等を取り除いたりする場面 もあったり、また、援助をしている者が、自分自身で斬って倒している様に、物影から手裏剣や吹き矢等で敵を倒す等をしていた 事もあった。第3シリーズ以降より出演回数が格段に多かった、内藤勘解由だけが「旗本寄合席内藤勘解由。御老中、松平定信様の命により、罷り越した。成敗致す」と宣言をし、隠密同心達に「それ!繋かれ!」と指し図をしたり、相手が斬り掛かって来るので其の侭で斬罪成敗に入ったり、また、正体を明かす場合でも第3シリーズの様に紋付きに変えず、髷の調えも行わずに、其の場合は刀剣は無く、遊び人姿や百姓の様な姿、所謂“乞喰”での、探索をしていた其の侭の服装で終盤近くで「幕府隠密同心十文字小弥太 天に代わって成敗致す」等と名乗ったり、町人姿や浪人姿の侭戦いながら「隠密同心井坂十蔵」、「隠密同心小波」と、比較的早口で名乗り上げ、第3シリーズの名乗りの様に、身分と姓名の間を開けて一呼吸於いて名乗る様に、続けてさっと言っていた。この衣装交換、決め台詞はTBSの時代劇“水戸黄門”の印籠の様な物で、リアリティーは無くなる。等、後の順に名乗る様になる時とは異なり、順序も決まってはいない。小弥太(十蔵も稀に)が町人姿で忍び込んだ時には、大刀は所持せずに戦い、戦いの最中に敵の脇差し等を素早く抜き取り、それで相手を討ち果たす時も多くあり、小波のみ忍装服を着用している事も多く見られた。内藤が松平定信から探索を依頼されている事が知られている身分の者が犯罪を犯していた時には、「内藤勘解由配下だな!」と言われると、「如何にも、内藤勘解由配下、十文字小弥太」 等と名乗る事もあった。初期に内藤が出向く時に首謀者を斬罪をするのは、内藤で有る事が多くあった。一番リアリティーは有ったが、視聴者の好みに応えて行くので、長寿番組はリアリティーは無くなって行くのはどれも同じである。第1シリーズでは、名乗ら無い物の方が多く造られている。珊次郎/十文字小弥太(杉良太郎)が武家髷に紋付きで斬罪の実施も僅かであったが、無宿人の姿で現れ、紋付きの着流しに着衣と、武家髷に帯刀へ早替えが行われた物は、第1シリーズ第42話「夏祭り無法一代」が最初である。但し、小波は其れ迄にも着物の中に忍装を着込み、さっと脱ぎ捨て戦って居た事も有った。
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