第五百九十六訓 - 第七百四訓(銀ノ魂篇)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 14:54 UTC 版)
「銀魂」の記事における「第五百九十六訓 - 第七百四訓(銀ノ魂篇)」の解説
ついに地球への侵攻を開始したアルタナ解放軍の兵士達。その傍若無人な振る舞いに、江戸では各地で住民達の蜂起が相次ぐ。解放軍提督の一人・紫雀と、将軍・喜々らの間で持たれた交渉の末に一度は停戦協定を取り付けた地球側だったが、虚率いる奈落の、地球住民の仕業を装った解放軍駐屯地への襲撃によりそれが潰えてしまう。紫雀に代わって解放軍の指揮を掌握した提督の一人・圓翔の指示により、ついに解放軍による地球への総攻撃が開始、艦隊の大軍を率いて江戸城を砲撃し、多数の兵士達や破壊兵器が投下され、さらには王蓋・蒼達・孫老師らが率いる荼吉尼・辰羅・夜兎の傭兵部隊までもが動員される。一方の宇宙では解放軍母船・天鳥船に搭載された惑星破壊兵器・火之迦具土神の起動を阻止すべく、高杉・桂・坂本らが天鳥船船内にて激闘を繰り広げ、馬董や万斉らが戦死するなど多くの犠牲を経ながらも火之迦具土神の起動装置を破壊することに成功。しかしなおも復讐の憎悪をぶつけるべく、天鳥船ごと地球に落下させるという手段に及ぼうとする圓翔だったが、坂本・桂・高杉との死闘の末についに敗北。だが喜々の制止により、己の過ちを悟って船の落下の阻止に動こうとした圓翔は、反発した解放軍の兵士に撃ち抜かれて絶命し、巻き込まれた喜々も命を落としてしまう。 地球では江戸の住民達が解放軍の傭兵部隊を撃破することに成功したものの、直後に再び現れた虚により、ついに地球中のアルタナが暴走を始める。定春や阿音・百音姉妹の奮闘により一時は収まったものの、直後に奈落の襲撃による足場の崩落に巻き込まれた定春がアルタナの奔流に呑みこまれてしまう。しかしなおもアルタナの内側から暴走を鎮めるべく験力を振るう定春、そしてついに虚との決戦に挑む銀時たち。真選組監察方・山崎退が首に致命傷を負うなど、多くの者が命を落とすが、亡き父・剣の言葉を胸に戦う意志を取り戻した新八の一撃が皆の戦意を回復し、さらにはアルタナの流れによる供給が途絶えたことで不死の力を失った虚を追い詰める。しかし、後一歩のところで定春が力尽きたことでアルタナの暴走が再開し、虚の回復を許してしまう。だが戦場に集った江戸の住民達が己の命を験力に変えて定春の命を繋ぎ留め、剣を持つ者も持たぬ者も一つとなって戦う姿に初めて虚の中に「恐れ」の感情が芽生える。そして銀時らの一斉攻撃によりついに虚を倒すことに成功するが、「君は松陽を救えなかった」と言い残した虚は自らアルタナの奔流に飛び込み、消滅する。そして瓦礫の山となった戦場の跡に、制御を失った天鳥船の船体が空から落下し、辺りは光に包まれる。
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