真帝国の勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 00:43 UTC 版)
ミッドガルド大陸の七割を国土とする真帝国は、その広大さがゆえに一枚岩ではなく、様々な派閥闘争や内乱の危機をはらんでいる。 真帝国軍 真帝国の軍事を司る勢力。軍務枢機卿マクシミリアンをトップに、北方方面軍、東方方面軍、西方方面軍の三軍からなる。巨大組織ゆえに内部では様々な派閥がある。 『アルシャード』公式リプレイにおいては、「天使がくれた世界滅亡」にて、大天使ウリエルの意を受けたマクシミリアンがクーデターを起こし、地上の粛清と新帝=「神の子」の出現を目論んだが、計画は失敗に終わりマクシミリアンは死亡、ウリエルも滅んだ。この結果、ただでさえ揺らいでいた軍の結束はさらに崩れつつある。 真帝国教会 真帝国の宗教と政治を司る勢力。教務枢機卿アルフレッドをトップに、十三の部署からなる。政教一致の宗教国家である真帝国の官僚は基本的にすべて聖職者としての地位を持つ。信仰より利権に眼がくらんだ者も多く、近年では腐敗が著しい。 サプリメントやリプレイによっては「帝国神教会」と表記されている場合がある。 銀十字軍 もともとは今上帝グスタフ・ヨーゼフ2世の親衛隊であったが、瞬く間に力をつけては一個の軍隊というべき存在になった。ただ皇帝にのみ忠誠を誓う銀十字軍には、真帝国軍も教会も干渉できない。 再生前の宇宙における『アルシャード』公式リプレイにおいては、「天使がくれた世界滅亡」にて発生したマクシミリアン率いる「天使派」クーデターで司令官ヴィルヘルム・グーデリアンを失ったものの、なお勢力を残しており、プリムローズなど在野の組織と連携してミッドガルド全体の危機に対処している。 再生後の宇宙では銀十字軍はワームスカルをはじめとした未知技術の調査を専門とする部隊が設立され、ヨルムンガルド社と手を組み、帝国正規軍や教会を出し抜けるだけのテクノロジーを手に入れようとしている。 銀十字軍はイデアを持つ組織である。銀十字軍のイデアは【試作特装砲”ドーラ”】という大型砲であり、かつてのラグナロクによりはがれおちた機械神の残骸の一部がコアとして組み込まれている。 皇帝の剣 真帝国内務省に属する監察部隊。真帝国軍内の戦争犯罪・権力犯罪を捜査する。軍務枢機卿マクシミリアンの直轄機関であったが、「天使派」クーデター後の動向は不明。 帝国企業 真帝国に公益をもたらすと認められた大企業は「帝国企業」という地位を得る。帝国企業は真帝国の大陸支配に貢献する業務を行うことを義務づけられる変わりに、公共事業に関して莫大な利権を有する。ゼネラル=マテリアル 通称「G=M社」。運輸の分野を得意とする企業であり、大陸全土をつなげる陸路、海路、空路を持つ。実は裏では反真帝国組織を支援しているという黒い噂がある。 ヨルムンガルド 軍事の分野を得意とする企業。G=M社に雇われた反真帝国組織や同社の秘密工作員が、ヨルムンガルド社が秘密裏に開発中の真帝国の秘密兵器を破壊する…という構図は裏社会では日常茶飯事であり、二つの会社の工作員はライバル同士である。 ヴァナヘイム 交易の分野を得意とする企業。元々は自由を愛する海賊や海上商人のギルドだったが、彼らの盟友であるメロウ(人魚)の国家「オアンネス」とその海底神殿を真帝国の侵略から守るために、自らが真帝国の支配下に入り、帝国企業として海底神殿の真上の島に本社を構えた。社長のハンティはオアンネスの大王を兼ねている。
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