甲鉄城の武士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 17:03 UTC 版)
来栖(くるす) 声 - 増田俊樹 菖蒲の身辺警護を務める顕金駅の青年侍。17歳。誕生日は9月24日。侍としての誇りに溢れる実直な性格だが、頑固で融通が利かず生駒や無名にも厳しく接する。卓越した剣術の使い手であり、無名の戦闘を観察したことで、自らも心臓皮膜でコーティングした刀を武器にカバネを蹂躙する戦法を披露している。カバネリである生駒と無名を危険視しているが、身を挺して甲鉄城の道を開いた生駒とカバネと戦う無名には多少なりとも恩義を感じている。数々の騒動を経てカバネリである生駒と無名に対する態度は軟化した。菖蒲と話している際、赤面する場面が多々見られる。 菖蒲を護るために莊衛と共に克城から転落し、消息不明となっていたが二人とも生存していて、捕らえた莊衛と共に移動していた時、絶望の際にあった生駒と再会、冷たく去り際の言葉を突きつけるが、心では彼の再起を期待していて、やる気を取り戻した生駒と共に金剛郭にいる狩方衆と戦い、倒れている生駒と無名と共に甲鉄城に無事帰還を果たす。 劇場版『海門決戦』では、保線作業を行っている海門駅の民を吉備土らと共に援護した。その後、崩壊する海門城から脱出した生駒らがカバネに襲われかけたところを単身で救助した。また、生駒が独房に入った際には、「生駒の見えているものや考えている事は分からないが、生駒が本当の敵を見抜けなかった事は一度もない」と不安がる菖蒲に話し、生駒との強い信頼関係が築かれていることを示した。 吉備土(きびと) 声 - 佐藤健輔 顕金駅の青年侍。19歳。誕生日は6月24日。赤い甲冑と大柄な体躯、あごひげが特徴。来栖と共に菖蒲の護衛にあたる。最初は生駒に対し、カバネリに怯える周りを考慮して厳しい態度を取っていた。 物分かりの良い性格のため、来栖よりも早く彼の存在が自分たちにとって戦力になると見抜いた。以降は協力的になり、良き仲間となる。観察眼にも優れており、無名の戦い方を見て接近戦がカバネに有効であることを見抜き、来栖に接近戦に持ち込むよう伝えた。 劇場版『海門決戦』では、保線作業を行っている海門駅の民を来栖らと共に援護した。加えて、鈴木の開発したロケット砲を使って海門城への進入口を切り開いた。 仁助(にすけ) 声 - 佐藤拓也 顕金駅の武士で来栖の部下の一人。28歳。襟を立てた茶色の着物と、低い位置で結んだポニーテールが特徴。冷静な性格。 来栖や吉備土と共に甲鉄城にてカバネと戦う。菖蒲が堅将の短筒を直しに生駒達蒸気鍛冶師を訪ねた際、樵人と共に菖蒲に付き添う。 最終話では美馬との戦いから戻った無名達を、甲鉄城メンバーと共に笑顔で出迎えた。アニメの前日譚である小説「暁」では来栖の仲間として行動を共にしている。 劇場版『海門決戦』では、顔の下半分を隠した状態で登場。独房に入れられた生駒の生存確認や巣刈らが坑道に向かっていることを菖蒲に伝えた。 樵人(しょうじん) 声 - 四宮豪 顕金駅の武士で来栖の部下の一人。26歳。茶色の着物に芥子色の腰巻、オールバックにした髪とあごひげが特徴。短気な性格。 来栖や吉備土と共に甲鉄城にてカバネと戦う。生駒と無名らカバネリへの血の提供者の一人として、鰍や逞生達と共に手を挙げた。 最終話では美馬との戦いから戻った無名達を、甲鉄城メンバーと共に笑顔で出迎えた。アニメの前日譚である小説「暁」では来栖の仲間として行動を共にしている。 劇場版『海門決戦』では、無名や巣刈らと共に海門城から海門駅に繋がっている地下通路の調査に出る。その後も生駒らと共に坑道を進んだが、景之によって狙撃され負傷したが、何とか生還した。 雅客(がかく) 声 - 大西弘祐 顕金駅の武士で来栖の部下の一人。23歳。襟を立てた着物に薄い黄土色のマントを羽織り、高い位置で結んだポニーテールが特徴。斜に構えがちな性格。 来栖や吉備土と共に甲鉄城にてカバネと戦う。生駒が改良した蒸気筒の試し撃ちを行い、これで自分たちでもカバネが倒せると生駒と話していた。七夕では生駒の話を聞き、自らも短冊に願い事を書いていた。 最終話では美馬との戦いから戻った無名達を、甲鉄城メンバーと共に笑顔で出迎えた。アニメの前日譚である小説「暁」では来栖の仲間として行動を共にしている。 劇場版『海門決戦』では、無名や巣刈らと共に海門城から海門駅に繋がっている地下通路の調査に出る。その後も生駒らと共に坑道を進み、負傷した樵人を連れて崩壊する海門城からの脱出に成功する。 歩荷(ぼっか) 声 - 東龍一 顕金駅の武士で来栖の部下の一人。19歳。ハーフアップにした髪と赤い首巻きが特徴。 来栖や吉備土と共に甲鉄城にてカバネと戦う。八代駅にて融合群体が現れる直前、いち早くカバネの群れに気が付いた。七夕では生駒の話を聞き、自らも短冊に願い事を書いていた。 アニメの前日譚である小説「暁」では来栖の仲間として行動を共にしている。 劇場版『海門決戦』では、無名や巣刈らと共に海門城から海門駅に繋がっている地下通路の調査に出る。その後は、ただ1人坑道には向かわず、保線作業を行っている海門駅の民を来栖らと共に援護した。 服部(はとり) 声 - 村上裕哉 甲鉄城・艦橋にて見張りを務める武士。21歳。短いポニーテールと薄桃色のシャツが特徴。生真面目な性格。 カバネ化した堅将を一番に発見するも、来栖にはっきりと伝えられず、来栖が堅将の姿を直接確認した。最終話では美馬との戦いから戻った生駒と無名と来栖を発見して菖蒲に伝えた。 倉之助(くらのすけ) 声 - 鷄冠井美智子 顕金駅の武士。17歳。短いポニーテールに薄い水色の着物を着た年若い侍。 来栖や吉備土と共に甲鉄城にてカバネと戦う。甲鉄城がカバネに襲われた際に噛みつかれ、自らがカバネ化する前に火薬樽の前で自決袋を使い、周りのカバネを巻き込んで自決した。
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