特別士官候補生(後に教官等)
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「宇宙軍士官学校」の記事における「特別士官候補生(後に教官等)」の解説
有坂恵一 地球連邦治安維持軍西東京基地所属の少尉であったが、選抜されて地球連邦軍宇宙防衛本部付として特別士官候補生となる。思考の柔軟性と人望、成績からリーダーに抜擢される。特別士官候補生時の訓練航海に於いて『練習戦艦アルケミス(以下戦艦アルケミス)』では訓練大佐の階級で同艦の艦長を務め、艦隊訓練の時は訓練少将の階級で『旗艦センテリオン』に乗艦し艦隊司令官を務めた。宇宙軍士官学校(主席)教官を経て、粛清者の無人恒星系探査機の迎撃任務時には戦時少将として教育コロニーアルケミスに収容・配備されていた戦闘艦40隻を、派遣保安軍特別艦隊指揮官として率い無人探査機の迎撃を行った。シュリシュクで行われた『種の試練』では、揚陸艦ディドラでの白兵戦に於いて地球軍訓練大隊で指揮官を務め、地球軍を完全勝利に導く。『種の試練』に続くモルダー星系防衛戦では、地球軍独立艦隊総司令官を務める。第5巻終了時点での階級は、銀河文明評議会地球連邦派遣保安軍では准将であり、地球連邦宇宙軍では中佐である。なおセイザール作戦の中で、少将心得となり当該作戦終盤時の混乱の中、途上星系独立艦隊(連合部隊)を指揮して粛清者に一矢報いた功績により、作戦終了後戦時特例として与えられていた少将心得の任を解かれ、正式に少将となる。 ライラ・ヨルゲンセン 宇宙軍総務部少尉で主計監査の仕事に携わっていたが、選抜されて特別士官候補生となる。東アジア静止ステーションから『エリア二十八』に向かう連絡艇の中でアリサカ・ケイイチと出会う。スウェーデン東部ウプサラ出身でハイスクールの時に日本に交換留学生として、来日して日本人に親切にされた事があって日本人が困っていた時は助けてあげようと、心に決めていた。日本のアニメが好きで、ナットウが好きである。またオルガ・シュワルツローゼ(後述)とは表面上は友人であるが、その実恵一をめぐって恋のライバル関係にある。更に訓練航海時『戦艦アルケミス』では機動戦闘艇第二中隊の中隊長を務め、艦隊訓練時には『迎撃型機動戦闘艇母艦ロールダミス』の艦長を務めた。なお有坂恵一を除く全ての教官は、5巻終了時に地球連邦宇宙軍少佐となっている。 バーツラフ・ホレック 宇宙軍のとあるステーションで(ライラ・ヨルゲンセン〔前述〕と同じ勤務地)整備兵として勤務していたが、選抜されて特別士官候補生となる。アフリカ系のフランス人。訓練航海時『戦艦アルケミス』では訓練少佐の階級で躁艦担当者&副長を務め、艦隊訓練時には訓練大佐の階級で『戦艦アーケロン』の艦長を務めた。なお第7巻の記述によると、地球軍独立艦隊を編成する時には、中佐に昇進していた模様。 グェン・サム・ラップ 宇宙軍に勤務していたが、選抜されて特別士官候補生となる。ベトナム出身。訓練初日の昼食時に、居住区の食堂にあるドリンクバーの前でケイイチ達と出会う。その際スイートバンブージュース(以下タケノコジュース)を恵一に勧め、サトウキビに似た味だと判ると自らもタケノコジュースを飲んで「日本人の先進性に乾杯」と述べた。訓練航海時及び訓練艦隊でのポジションは不明である。 ラク・シモノフ 地上軍(治安維持軍)から選抜されて特別士官候補生となる。学生時代にゲームプログラミングをした事があった。 ジェームス・パリス・リー 宇宙軍機動戦闘部隊所属の少尉で、選抜されて特別士官候補生となる。宇宙軍特有のエリート意識に支配されていて柔軟性に欠けるきらいがあった。低軌道にある東アジア静止ステーションでの手続きの不備から有坂恵一がテロリストであると疑っていた。機動戦闘艇訓練ではトップの成績をとるものの、思考に柔軟性が乏しい事と逆に高度な戦闘技能を取得している事から、アルケミスに残って教官を勤めるのではなく一般(実戦)部隊に「戦士」として戻(配属)された。そこでベテラン揃いの教導大隊で、揉まれる内に自らに足りないものを見出すと共に、Catastrophe(災害・アクシデント等)が起こらない様に、あらゆる被害を想定しそれらの可能性を僅かでも下げる努力を、日々続けている人もHERO(ヒーロー)であるということに気づいた。5巻終了時には敵艦(粛清者の無人恒星系探査機)撃墜の功績もあり、機動戦闘艇指揮官にして地球連邦宇宙軍中佐へと昇進を遂げた。なおセイザール作戦時には、地球軍独立艦隊機動戦闘艇部隊の総指揮官となっている。
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