特例会見発表までの経緯とは? わかりやすく解説

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特例会見発表までの経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:36 UTC 版)

天皇特例会見」の記事における「特例会見発表までの経緯」の解説

中国政府1978年訪日した鄧小平副首相1992年訪日した中国共産党中央委員会総書記江沢民1998年訪日した国家副主席胡錦濤(第4代党総書記・第6代国家主席)は天皇会見していたことから、習国家副主席訪日に際して同様の会見求めていた。日本の外務省中国政府に対して早く申請を行うよう促したが、1ヶ月前までに申請する慣例にはならわなかった(後述)。中国側報道には「日本の外務省から宮内庁への申請遅れた」とするものもある。日程調整水面下行われていたが、12月11日羽毛田宮庁長官が経緯について記者会見公にしたことから注目され、同14日小沢民党幹事長が同長官の対応を批判したことからメディアで大きく取上げられはじめた。なお、1ヶ月ルール抵触する願い出案件付いて儀典総括官から式部官可及的速やかに打電するようにとの通達宮内庁平成16年2月3日(2004年)(後述)に行っている。 2009年初頭中国側から外務省へ中国側から日中間のハイレベル交流一環として国家指導者」の来日打診されていた。 2009年10月下旬来日するのは次期党総書記・最高指導者内定している国家副主席であり天皇陛下との会見希望外務省へ打診外務省1ヶ月ルール中国側説明し早急な日程確定要請する中国側12月中央経済工作会議日程決まらないわからない返答2009年11月19日楊潔篪中国外相随行者が、習氏の12月中旬頃の訪日内報し外務省宮内庁会見要請した2009年11月20日中国外相楊潔篪小沢一郎民主党幹事長国会議事堂内で国家副主席訪日成功のための協力求める。楊潔篪外相鳩山由紀夫首相首相官邸会談2009年11月23日中国側が習国家副主席訪日日程正式に伝達してきた。 2009年11月26日外務省宮内庁天皇と習国家副主席会見打診2009年11月27日宮内庁「1ヶ月ルール」照らして応じることはできない返答する2009年11月30日外務省鳩山由紀夫首相平野博文内閣官房長官に「会見不可能」と伝える。日本政府中国政府天皇健康状態理由として会見を断る。 2009年12月4日小沢民党幹事長鳩山首相首相官邸会談2009年12月7日鳩山首相平野博文内閣官房長官に「何とかできないか、非常に重要なんだけど」と指示平野内閣官房長官は、羽毛田信吾宮内庁長官電話で、「日中関係重要性鑑み、是非お願いする」と指示したが、羽毛田宮庁長官は「政府内で重視されてきたルールであり、尊重して欲しい」と抗弁する宮内庁首相官邸に「陛下健康状態万全ではない」と説明する平野博文内閣官房長官指示受けて12月7日前後外務省垂秀夫中国・モンゴル課長中曽根康弘元首相訪問して30日ルール」を説明する中曽根は「了解した」と応えた2009年12月8日小沢民党幹事長鳩山首相に「会見はやらないとだめだ」「何をやっとるのか」「ゴチャゴチャやっとらんで早くせい」と電話伝える。 2009年12月9日日本政府は「陛下のご健康がすぐれず会見応じるのは難しい」との認識強調して中国政府断念するよう説得中国側も「陛下のご健康に配慮し会見を見送るなら、やむを得ない」と要請受け入れたが、小沢民党幹事長平野内閣官房長官電話で「しっかりやってほしい」と要請行った2009年12月10日小沢訪中団民主党国会議員143名、随行員・一般参加者など483名)、北京出発平野内閣官房長官羽毛田宮庁長官に電話で、「君のいうのもわかるけど、日中関係重要だから。これは内閣としてのお願いだ」と指示胡錦濤国家主席小沢民党幹事長人民大会堂会談する2009年12月11日日本政府天皇が習国家副主席12月15日会見を行うことを発表中国外務省日本側の日程調整感謝する旨の談話発表する2009年12月15日天皇と習国家副主席会見が行われた。

※この「特例会見発表までの経緯」の解説は、「天皇特例会見」の解説の一部です。
「特例会見発表までの経緯」を含む「天皇特例会見」の記事については、「天皇特例会見」の概要を参照ください。

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