特例の日章旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:00 UTC 版)
長らく慣行(商船規則で定められた制式)として、縦横比を7対10とし、日章を旗の中心より旗竿側に100分の1近づけた点を中心として描くものが使用されてきたため、国旗国歌法の附則第3項で当分の間この制式も用いることができる旨の特例が定められている。両者の縦横比を最小公倍数に換算すると、本則:14対21、特例:14対20となり、本則の方がやや横長(あるいは特例の方が縦長)となる。この違いを取り上げる意見には、日章と白地のバランスとしては特例の方が安定している、風にはためく時の見栄えは日章が旗竿に寄っている方が美しい、とするものもある[要出典]。 なお、1998年(平成10年)の長野五輪では、「円の直径が縦の2/3(本来は3/5)」の日の丸を掲げた。この比率は1962年(昭和37年)の日本宣伝美術会展での永井一正ほか2名による提案でもあったが、1964年(昭和39年)の東京五輪では採用が見送られた(2020年の東京五輪では1999年(平成11年)に法制化された「3/5」を使用予定)。
※この「特例の日章旗」の解説は、「日本の国旗」の解説の一部です。
「特例の日章旗」を含む「日本の国旗」の記事については、「日本の国旗」の概要を参照ください。
- 特例の日章旗のページへのリンク