特例など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 05:49 UTC 版)
議院運営委員会の審議は通常、テレビ・ラジオ・インターネット等による国会中継の対象外であるが、2017年(平成29年)6月1日に行われた退位特例法案を審議するための衆議院議院運営委員会は、特例として衆議院インターネット中継で公開されている。 1960年に岸信介が安保闘争デモが激化する中で国会周辺のデモを警察権で規制することの是非について、1971年10月に佐藤栄作が日米繊維交渉の経過を報告、1975年10月に三木武夫が仮谷忠男建設大臣の自民党青森県連の会合での「国会答弁のようないいかげんなことは言わない」発言を陳謝したことなど、1970年代までは、外交や内政の重大案件のために議院運営委員会で内閣総理大臣に対する質疑が行われることも珍しくなかったが、その後は、半世紀近く途絶えた。 先述の三木武夫の事例から45年経過した2020年4月7日に安倍晋三が新型コロナウイルス感染拡大を受けて3月の新型インフルエンザ等対策特別措置法改正時の附帯決議に緊急事態宣言発令に際しての「国会への事前報告」が明記されていることに基づき行われ、野党からも立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の東徹総務会長、日本共産党の小池晃書記局長ら、党首・党三役クラスが質疑に立った。これに伴いテレビ・ラジオ・ネットでも国会中継が入った。
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