片山_(新座市)とは? わかりやすく解説

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片山 (新座市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 15:39 UTC 版)

日本 > 埼玉県 > 新座市 > 片山 (新座市)
片山
片山
片山の位置
北緯35度46分1.32秒 東経139度34分3.12秒 / 北緯35.7670333度 東経139.5675333度 / 35.7670333; 139.5675333
日本
都道府県 埼玉県
市町村 新座市
人口
2017年(平成29年)1月1日現在)[1]
 • 合計 7,489人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
352-0025[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 所沢

片山(かたやま)は、埼玉県新座市町名。現行行政地名は片山一丁目から三丁目。郵便番号は352-0025[2]

地理

埼玉県新座市南部に位置する。東京都練馬区とも接している。かつては周辺も大字片山であったが、住居表示により大部分が分離した。

飛び地の存在

片山3丁目の中に練馬区西大泉町1179番地(広さ約1,860 ㎡)が飛び地として存在している。1974年昭和49年)に同地を宅地造成する際、自治体間で飛び地を解消する(新座市に編入する)合意がなされたが、住民の一部が反対して現在に至る[4]。同地の公共サービスは、ゴミ収集は練馬区、上下水道は新座市側が提供している[5]

歴史

もとは江戸期より存在した新座郡野方領に属する片山村で、古くは片山郷広沢荘に属したと云う。元禄郷帳には上片山村や下片山村などが記されており、元禄期ごろには片山村が上片山村他十ヶ村(片山十ヶ村)に分村したと云う[6]。地名は崖がある地形による。崖下には七沢と称する七つの沢が流れていた。

  • 1590年天正18年)より徳川氏の所領となる[6]
  • 正保年間は幕府領および旗本桜井氏・神谷氏・田中氏・荒川氏・木村氏・拓殖氏・小野氏・米津氏ら(「片山七騎」、のちに「八騎」と称される)による相給となる[6]
  • 1871年明治4年)11月14日 - 第1次府県統合により、入間県の管轄となる。
  • 1873年(明治6年)6月15日 - 入間県が群馬県(第1次)と合併して熊谷県の管轄となる。
  • 1875年(明治8年)4月8日 - 民費の増大のほか、同様村名が多く、各村の耕地が入り交じり実態が一村同様などの理由から[6]、野寺村、中沢村、十二天村、下中沢村(上片山村)、下片山村、石神村、原ケ谷戸村、辻村、掘ノ内村、栗原村(片山十ヶ村)が合併し、片山村が発足する。旧十ヶ村は片山村の字(小字)となる。
  • 1876年(明治9年)8月21日 - 第2次府県統合により、埼玉県の管轄となる。
  • 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した新座郡に属す。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行。片山村単独で新座郡片山村となる。
  • 1896年(明治29年)3月29日 - 新座郡の北足立郡への編入に伴い、北足立郡に属す。
  • 1955年昭和30年)3月1日 - 片山村が大和田町と合併し、新座町が成立。片山村は新座町の大字片山となる[6]
  • 1970年(昭和45年)11月1日 - 市制施行により、新座市の大字となる。
  • 1971年(昭和46年)12月1日 - 大字片山の一部から一丁目〜五丁目、池田一丁目〜五丁目が成立[6]
  • 1972年(昭和47年)7月1日 - 住居表示の実施に伴ない[6]、大字片山の一部から片山一丁目〜三丁目が成立[7]。同日、大字片山の一部から栗原一丁目〜六丁目、道場一丁目・二丁目、野寺一丁目〜五丁目、畑中二丁目・三丁目が成立[6]。また、同日、大字片山と大字野火止の各一部から畑中一丁目の一部が成立[6]
  • 1973年(昭和48年)7月1日 - 大字片山の一部から堀ノ内一丁目〜三丁目、石神二丁目〜四丁目が成立[6]。また、同日、大字片山と大字野火止の各一部から石神一丁目・五丁目が成立[6]
  • 1974年(昭和49年)8月1日 - 大字片山の一部から馬場一丁目~四丁目が成立[6]
  • 1975年(昭和50年)8月1日 - 大字片山の一部から野火止八丁目が成立[6]
  • 1982年(昭和57年)12月1日 - 大字片山から新塚が成立[8]大字片山が消滅[8]

世帯数と人口

2017年(平成29年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
片山一丁目 999世帯 2,346人
片山二丁目 603世帯 1,467人
片山三丁目 1,430世帯 3,676人
3,032世帯 7,489人

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[9]

丁目 番地 小学校 中学校
片山一丁目 1~15 新座市立片山小学校 新座市立第三中学校
その他 新座市立第五中学校
片山二丁目 12~14
その他 新座市立第三中学校
片山三丁目 1~8
11・12
9・10 新座市立第五中学校
その他 新座市立野寺小学校

交通

道路

鉄道

鉄道空白地帯となる。西武池袋線保谷駅が距離的な最寄駅となるが、バス路線は下記駅間を結ぶものとなる。

バス利用で利用可能駅
西武池袋線

JR武蔵野線

バス

施設

1丁目
  • 新座市立片山小学校
  • 新座市歴史民俗資料館
2丁目
  • 美鈴幼稚園
3丁目
  • 大和田運動場

脚注

  1. ^ a b 町(丁)字別人口調査 平成29年1月1日現在 結果報告”. 埼玉県 (2017年3月23日). 2017年10月26日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月26日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ 飛び地住民ねばり勝ち 認知される「埼玉都民」『朝日新聞』1979年(昭和54年)7月5日夕刊、3版 15面
  5. ^ 埼玉県新座市の中に東京都練馬区? 「飛び地」の謎は深い”. NEWSポストセブン (2017年3月11日). 2025年2月23日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 232、1096-1098頁。
  7. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1097頁。
  8. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 増補9頁。
  9. ^ 小学校、中学校の通学区域を教えてください”. 新座市 (2014年8月27日). 2017年10月26日閲覧。

参考文献

外部リンク

※街区内に練馬区西大泉町が飛び地として存在。


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